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虎とベイが恨み節…広島独走を許すカモ巨人の不甲斐なさ

7/4(火) 11:56配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「巨人がペナントレースをぶっ壊している」

 セ2位の阪神、3位のDeNAが怒っている。

「この2球団はともに首位広島に6勝5敗と勝ち越している。それなのに、なぜ2位阪神に7.5ゲーム差もつけて独走態勢に入っているのか。広島にからっきしな球団があるからです」(球界関係者)

 広島の貯金21の内訳は、交流戦を勝率1位タイの12勝6敗で乗り切り、4位中日に8勝3敗1分け、最下位ヤクルトに7勝4敗。パとセの下位球団から稼いでいる。ただ、一番の“カモ”は、広島と16ゲーム差の5位巨人。これまで10勝1敗と一方的過ぎる対戦成績で、首位の座を不動のものにしているのだ。

 広島の対巨人の打撃成績は、打率.299、13本塁打、75得点、9盗塁。一方、巨人は対広島が一番悪く、打率.208、7本塁打、30得点、3盗塁と、その差は歴然だ。

■阿部も「広島に勝ちてえなあ」

 広島のある選手は「巨人の打者はスイングが弱い、というか振ってこない」と打線に原因があるとし、別の選手は「山口(鉄)さんが全盛期を過ぎ、勝ちパターンのリリーフがしっかりしていないから、負けていても、終盤に逆転できるという精神的な余裕がベンチにある」と投手陣の弱体化を挙げる。要は投打ともダメということだ。阪神、DeNA関係者がこう口を揃える。

「それでも巨人の1勝10敗はちょっとひどいんじゃないか。阪神は9点差を逆転した試合があったし、必死に広島に食らいついているのに、『巨人が負けるから広島がどんどん走っちゃう』と現場の選手たちも危機感を口にしている。巨人はちゃんと対策を立てているのか、と思ってしまいます。たまには勝ってくれないと困る。巨人が広島を押し上げているのは間違いないわけで、今やセの“がん”は巨人ですよ」

 ヘビににらまれたカエルの巨人。村田ヘッドコーチは広島戦のたび、「しょうもない試合」などと文句を言うばかりで、打つ手がないのが実情だ。主砲の阿部は前カードで3タテを食らった際、「広島に勝ちてえなあ」と漏らした。といっても、反撃する要素も見当たらない。これからも負け続ければ、「たまには勝てよ」とセの各球団からさらにヒンシュクを買うことになる。