ここから本文です

数十カ所、最長3メートル 静岡県立中央図書館ひび割れ

7/4(火) 8:34配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)の資料棟で蔵書の過重によるとみられる複数のひび割れが見つかった問題で、県教委は3日の記者会見で、1階書庫の天井部に数十カ所に及ぶひび割れが確認され、最長3メートル、最大幅1・4ミリとの状況を明らかにした。

 県教委によると、図書館は2001年に補強工事を実施し、柱や梁(はり)は健全という。ただ、万全を期すために4日から3~4カ月間休館にし、2階閲覧室の蔵書を移動した上でカーぺットをはがし、床の詳しい状況を調べる。

 閲覧室の床は厚さ120~150ミリで、1平方メートル当たり300キロの荷重に耐えられる設計だが、倍近い560キロの荷重が掛かっている状態という。

 追加の対策が必要になった場合は休館がさらに伸びる可能性もある。河原崎全館長によると、図書館は利用者の多い土日や夏休みには1日900~千人の利用がある。

 図書館は築48年が経過し、老朽化が進んでいる。県教委は対策として、県がJR東静岡駅南口に整備する「文化力の拠点」に図書館機能の一部を移転し、現図書館の長寿命化を図る改修を行うことなどを検討している。ただ、改修は大規模になり、費用がかさむのは避けられない見通しで、対応に苦慮している。

静岡新聞社