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新助っ人ロジャース起用法に阪神フロントが異例の要望

7/4(火) 16:45配信

東スポWeb

 首位・広島の独走阻止に燃える阪神・金本知憲監督(49)が3日、近日中にも来日する新助っ人ジェイソン・ロジャース内野手(29=前パイレーツ3A)に「本塁打よりもここ一番の勝負どころで打ってくれ!」と猛ゲキを飛ばした。Vの行方を左右する“最終兵器”の加入。そんな中、鉄人にフロント陣から異例の「要望」が…。

 3日現在、2位・阪神は首位・広島に7・5ゲーム差をつけられているだけに新助っ人・ロジャースへの期待は大きい。メジャー通算は117試合で打率2割5分8厘、4本塁打、18打点だが、今季は3Aで69試合に出場し、打率2割8分9厘、9本塁打、34打点と好調。金本監督も「来てみないと分からないが、本塁打もそうだけど勝負どころで打ってほしい。いいところで打点を挙げるということ。今のチーム状態を考えれば、ここ一番で、というか勝負を決めるところで打ってほしい」と合流が待ち遠しい様子だ。さらに「(ロジャースの加入で)ポジションも重なって野手の競争も高まってくる。(二軍には)西岡もいる。若手もピリピリするんじゃないか」など予測される競争激化も大歓迎した。

 そんな指揮官にフロント陣から異例の要望が出ている。「できるだけロジャースを長い目で見てやってほしい。現場のことは監督が決定することだから無理に言えないが、とにかく多くチャンスをやってほしい。今いるキャンベルも他球団に比べると(チャンスが)少なかったかもしれない。中日のゲレーロも春先あれだけダメだったのに今ではホームランを連発しているし、他球団でもそういった外国人選手はいる」

 現場の決定事項は監督の権限で絶対だ。それでもフロント陣がそう要望するのは昨年のヘイグ、今年のキャンベルの例があるからだ。ヘイグは31試合に出場し、打率2割3分1厘、2本塁打、11打点で1年限りで解雇。今年のキャンベルは手首の故障で開幕二軍と出遅れ、ここまで21試合の出場で打率1割9分1厘、1本塁打、5打点。現在は二軍落ちしている。

 2人とも数字が出ていないから仕方のない面もあるのだが、指揮官が推し進める若手積極起用のあおりもあり、出番が少なかったのも事実。他球団スコアラーからも「キャンベルなんかは今年、軽くミートしただけで甲子園のバックスクリーンに一発を打っている。もっと慣れさせれば使えないことはないと思う」と指摘する声もあった。それだけにフロント陣としても今回のロジャースを「長いお供に」というわけだ。

 もともと金本監督はシーズン途中の助っ人補強に消極的だった。だが、競争主義を歓迎する一方でロジャースを連れてくる以上、やりくりが必要になるのは承知している。鉄人のタフな手腕が試されそうだ。

最終更新:7/4(火) 16:45
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