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富士登山や周遊、身軽に 荷物預かり、配送で連携

7/4(火) 12:25配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 富士山の静岡県側開山日の10日に合わせ、静岡、山梨県の鉄道駅や駅近くの観光案内所を運営する3団体が9日から、富士登山者を対象に、登山に不要な荷物を一時預かり、団体間で配送し合うサービス「身軽に登山」を始める。下山先の団体への配送を頼めば、荷物を気にせずに登りとは別ルートでの下山がしやすくなる。登山者の利便性と回遊性の向上が見込まれ、各団体は観光客の増加に期待する。

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 サービスを始めるのは富士宮口、御殿場口、吉田口の3登山道に近い富士市の富士山観光交流ビューロー、御殿場市観光協会、山梨県の富士河口湖町観光連盟が運営する観光案内所や手荷物預かり所。下山後は観光がしやすいように登山用品を自宅やホテルなど希望する場所に配送することも可能という。

 サービスはビューローが2団体に働き掛けて実現した。ビューローの土屋俊夫専務理事は「富士山周辺には駿河湾やアウトレットなど観光資源が多い。静岡、山梨両県の登山客が周遊しやすい環境づくりが必要」と話す。御殿場、富士河口湖の観光団体の担当者も賛同した。

 環境省によると、富士登山者は例年、吉田口利用者が最多で御殿場口利用者が最も少ない。御殿場市観光協会の担当者は「広大な火山灰地を駆け降りる御殿場口名物の『大砂走り』で下山してもらうきっかけにしたい。下山後には温泉なども楽しんでもらえる」と期待を寄せる。

 土屋専務理事は「3団体でさらなる連携を図ろうという機運が高まっている」とし、「登山シーズン以外や富士山のPR方法でも協力していきたい」と意気込む。

 「身軽に登山」は9月10日まで受け付ける。

静岡新聞社