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【ヤングジョッキーの夏・川上大志が直撃】<4>木幡初、努力重ねて「いつの日か父超える」

7/5(水) 7:03配信

スポーツ報知

 木幡初也は4年目にして、初めて北海道に腰を据えている。鹿戸厩舎には三浦皇成騎手も所属するため、これまではスポット参戦だったが、落馬負傷でリハビリ中の兄弟子に代わってフル参戦。開幕日(6月17日)の函館5Rの新馬戦では1番人気のベイビーキャズで勝利を挙げた。

 「大事な初日に結果を出せたのはうれしかったですね。昨年も1日だけ函館で乗せてもらって、勝つことができた(6月25日7Rを7番人気イーグルアモンで勝利)。北海道にはいいイメージも持っています」

 父は初広騎手(52)で、弟は巧也騎手(21)と育也騎手(18)。4月1日の中山6RではJRA史上初の親子4人での同時出走も実現した。競馬一家として注目を集めがちだが、刺激を受け合う良きライバルでもあり続ける。

 「小さい頃から何でもできる巧也に対して、僕はこつこつやらなきゃダメだった。例えば、家族でボウリングに行ってもガター連発の僕の前で、巧也はバンバン倒しちゃって…(笑い)。悔しいから何でもこつこつ練習した。母からも“あなたは努力の人よ”と言われてきたんです」

 登録名の『木幡初』はもともと初広騎手のもの(地方競馬騎乗時の3文字表記)だった。デビューする際、父から『これから長く活躍していくお前に付けてほしい』と受け継がれた(父は『木幡広』の表記に)。

 「幼少期から家のテレビでは父のレースがいつも流れていた。“背中で語る”父にずっと憧れてきたんです。今は目の前の一戦を大切に、いつの日か、(JRA通算781勝を挙げる)父の数字も超えられたらいいですね」

 努力を重ねる姿勢は、騎手となった今も変わらない。今年はすでに12勝。過去3年(12、9、18勝)を上回るペースで、それは少しずつ実を結んでいる。いつか大きな花を咲かせるために―。“努力の男”は今日も真摯(しんし)に競馬と向き合っていく。(川上 大志)=おわり=

 ◆木幡 初也(こわた・はつや)1995年4月7日、茨城県生まれ。22歳。14年3月に美浦・鹿戸雄一厩舎所属でデビューし、14年3月15日の中山12R(カレイファンタジア)で初勝利。JRA通算51勝。アウトドア派で、趣味はゴルフ(現在スコア上昇中)、ショッピング。155・3センチ、47・2キロ。血液型O。

最終更新:7/5(水) 12:49
スポーツ報知

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