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【こちら日高支局です・古谷剛彦】東北唯一のセリ「八戸未来市場」史上最高の売却率に見る課題と可能性

7/5(水) 7:02配信

スポーツ報知

 東北唯一の競走馬市場「八戸未来市場」が4日、青森県三戸郡南部町の八戸家畜市場で開催された。昨年、キョウエイギアがジャパンダートダービーを制したが、青森産馬によるG1制覇は、2004年川崎記念を勝ったエスプリシーズ以来、12年ぶりの快挙となった。また、今年は日経賞2着など古馬重賞で活躍するミライヘノツバサや、大井記念を快勝したウマノジョーなど、中央、地方を問わない青森産馬の活躍が目覚ましい。

 山内正孝市場長は「生産頭数が少ないながら、青森産馬が全国で活躍している背景もあり、購買登録者数が94人と、昨年より11人増えました」と、レベルアップした青森産馬の注目度の高さをアピールしていた。

 上場頭数は40頭と、昨年より2頭減。このあたりは依然、課題として残るが、31頭が落札されて売却率は77・5%を記録。これは、昨年の61・9%を上回るセール最高を誇った。そして、売却総額は9490万円(金額は税別)と、昨年を2960万円増と大幅に上回った。

 「06年に1億円を記録した時がありましたが、その時は86頭が上場していました。そのことを考えると、半分以下の上場頭数で7割以上の馬が売れ、税込みで1億円を超える売り上げを記録できたことは、来年以降に八戸市場への上場を促すうえで、生産者がこのセールに目を向けてくれる機会につながったと思います」と、山内市場長はセールを振り返る。

 最高価格となったのは、ミネルバローズ2016(牡、父アルデバラン2)の660万円で中辻明氏が落札した。「筋肉量など豊富で、短距離馬として資質を感じて落札しました。ビッグアーサーのように中央競馬で活躍する姿を期待したいと思います」と、中辻氏は愛馬への将来像を描いていた。

 牝馬の最高価格は、ジュメイラジョアンの2016(牝、父マンハッタンカフェ)の600万円で、JRA日本中央競馬会が落札している。

 先週の九州1歳市場、そして八戸市場ともに前年を上回る数字を残し、いい流れでセレクト、セレクションといった選抜セールを迎えることになる。(競馬ライター)

最終更新:7/5(水) 7:02
スポーツ報知

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