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【札幌】稲本が今季初の全体練習参加 22日にも実戦復帰へ 

7/5(水) 7:03配信

スポーツ報知

 J1北海道コンサドーレ札幌MF稲本潤一(37)が、復活への第一歩を踏み出した。3月に右膝の手術を受け別メニュー調整してきたが4日、札幌・宮の沢で行われた練習に部分的ながら加わった。

 昨年6月に右膝前十字じん帯など3か所を損傷した。リハビリを経て、キャンプから開幕戦出場を目指してきたが、直前に再離脱を余儀なくされた。2度の苦難を乗り越え、ようやく見えてきた今季初ピッチへ、歩みを進めていく。

 明るい表情が、胸中を物語っていた。4日、宮の沢のピッチに、仲間とともに汗を流す稲本の姿があった。アップからパス練習までの40分ほどではあったが、今季初めて、札幌で全体練習に加わる事ができた。「膝の痛みもなくできたので。焦らず、ここから徐々に状態を上げて行ければ」。復帰への一歩を踏み出し、向上への思いを強くした。

 昨年6月、J2千葉戦で右膝前十字じん帯など3か所を損傷し、メスを入れた。1月の沖縄キャンプから全体練習に加わるも、2月の熊本キャンプで再度右膝に痛みが出て、開幕直前に離脱。3月7日に右膝外側半月板損傷の手術を受けた。目標の3年ぶりJ1開幕を逃すだけでなく、再度リハビリに入らざるを得なくなった。

 長い時を経て、ようやく迎えた練習合流。それでも稲本は、感情を押し殺し真っ先にこう口にした。「チームに一番迷惑をかける事になるので。もう離脱だけはなくしたい」。一時は戻りかけた戦線から、再び離脱した悔しさは、当然ある。しかしそれ以上に、残留の一因になれていない現状を何より悔やんでいる。「終盤は総力戦になる。筋力や体のバランスなどいい状態に整えて、戦力になれるようにしていきたい」。12月まで続く戦いへ、今度こそその力を役立てる。

 復活への青写真は描いている。稲本は「(8日の)大宮戦が終わるとしばらく間が空く。状態を上げて、月末か8月初めに試合に絡めていければ」と今後の展望を示した。20日からのタイ遠征には帯同予定で、22日のムアントン・ユナイテッド戦での実戦復帰が濃厚。1戦を経て、26日のルヴァン杯・プレーオフC大阪戦、29日のリーグ再開ホーム・浦和戦と続く戦いから、公式戦出場を目指す事になる。「新戦力も入って、チームの循環も良くなるはず。ここから右肩上がりになっていければ」。浮上を図るその中心的存在は、稲本が務めにいく。(砂田 秀人)

最終更新:7/5(水) 7:03
スポーツ報知