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【巨人】田口の代打・亀井、重信2番起用、初の三塁先発・村田…広島との差埋めた由伸采配

7/5(水) 6:04配信

スポーツ報知

◆広島0―3巨人(4日・マツダスタジアム)

 自分の名を告げられた意味を、亀井は十分に理解していた。2点リードの8回2死一、二塁。7回まで強力広島打線を無失点に封じていた田口の代打として、打席に向かった。「田口の代わりだからね。ヒットを打つしかないと思った」。2点を守るより、次の1点で突き放す―。由伸監督が「ポイントになった」と振り返る勝負手に、まな弟子が中前適時打で反応した。

 6月18日ロッテ戦(東京D)での逆転サヨナラ3ラン以来の安打。3度目のチャンスで試合を決め、お立ち台で涙したその日、亀井は心の底から反省していた。延長10回、2度目の好機で三振に倒れた後、ふがいなさのあまり、ベンチで感情の赴くままバットを投げつけた。「やってはいけないことをしてしまった」とメーカー担当者に謝罪した。代打では打率3割4分5厘、リーグトップ12打点。ファンや周囲への配慮を忘れない男はこの日、指揮官の思いに最高の結果で応えた。

 4連敗中のチーム、相性の悪い広島戦での流れを変えるためのタクトが、この日は次々と的中した。「塁に出て動いてくれれば」と2番には5月26日以来、重信を先発起用。両軍無得点の6回1死から右前安打で出塁すると、「足を絡めて違う攻撃を期待されている」と起用の意図をくみ取って二盗を決め、坂本勇の先制打を呼び込んだ。

 不振のマギーに代わって今季初めて三塁で先発した村田は、6回に左翼のバティスタが飛球を見失う幸運な適時二塁打。その裏の守備でも好判断で無失点に貢献し、「三塁は楽しかった」と笑った。試合前には先発を外れたマギーに指揮官自ら打撃指導し、マギーは「頭の位置について教えてもらった。監督に限らず、いい打者からのアドバイスはありがたい」と感謝した。試合前、そして試合中も果敢に動き、負の連鎖を断ち切った。広島との現状の力量差を用兵で埋め、前半戦最後の9連戦を好発進した。(宮脇 央介)

最終更新:7/5(水) 22:32
スポーツ報知