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『北斗の拳』初の舞台化、磯貝龍虎「“最高のザコ”と言われるように頑張りたい」

7/4(火) 22:53配信

デビュー

 人気漫画『北斗の拳』の初の舞台化作品『北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-』の制作発表が、東京ドームシティアトラクションズ内・シアターGソッロで行われ、磯貝龍虎、寿里ら「ザコ」を演じるメインキャストが登壇。磯貝は「“最高のザコ”と言われるように頑張りたい」と意気込みを語った。

【写真】制作発表にサプライズ登場したジャギ

 80年代に『週刊少年ジャンプ』(集英社)の黄金期に一世を風靡し、アニメ化もされされた『北斗の拳』が、35周年を記念して初の舞台化。本作の主役は、ケンシロウやラオウら主人公のために、断末魔とともに壮絶な死を迎えるザコたち。乱世の中で葛藤し、苦しみ、それでも明るく生きていこうとするザコたちの、壮絶なまでの“死に様”を描く。川尻恵太(SUGARBOY)が脚本を手がけ、村井雄演出により、ザコによる、ザコのための、ザコだけの舞台が誕生する。

 この日の制作発表には、ザコを演じるメインキャストとして、磯貝、寿里のほか、河合龍之介、花園直道、林野健志、ガールズユニット「A応P」の水希蒼に加え、テレビアニメ版の主題歌『愛をとりもどせ!!』でおなじみ「クリスタルキング」のムッシュ吉崎が登壇。

 制作発表の冒頭「ヒャッハー!汚物は消毒だー!!」と、ザコの名セリフで登場したMCの川本成。「実は、同舞台の企画立案者の一人でして。宣伝隊長としても影ながら応援していきたい」と明かし、「ケンシロウやラオウはスターだけど、ザコの存在があって、スターが輝く。ザコにも家族があり、人生がある。俺たちって、結局ザコじゃないか。でも、ザコが世の中を作って、世の中を動かしているということで、“ザコにスポットを当てようじゃないか”というところから始まりました」と説明。

 出演が決まったことについて、原作のファンだという磯貝は「大好きすぎて、本がふやけるくらい読み込んでいたので、出演が決まって震えて立てなくなりました」と想いを打ち明け、連載が始まった1983年生まれである河合は「同じ年を歩んできたけど、まさかこのタイミングで自分がやれることになるとは。こんな記念すべき芝居はないなと嬉しく思います」と笑顔を見せる。また、役者仲間からの反響が大きかったそうで、「身内の役者たちからすごい羨ましがられて、すでに入れ知恵をいっぱいもらっています。『代表として出るんだから、ちゃんとやってくれ』と言われているので、みんなが助けてくれると思う」とコメント。

 寿里は「ここに居るのは、選ばれたザコたち。死に様に集中して、ザコの中のザコをしっかりと演じたい」と意気込む。普段は和装で日本舞踊などを披露している花園は「小さい頃から日本舞踊をやっていて、全国各地で古典舞踊から洋楽まで幅広くやらせていただいているんですが、まさかこんな大作のオファーをいただけるなんて、今でも信じられない」と正直な想いを語り、MCから「きっと本作ではキレイに死ぬのでは?」と問われると、「そうですね。キレイな歌舞伎の所作で死にたいと思います」と目を輝かせた。

 母親が『北斗の拳』の大ファンだと明かした水希。「私の母がすごく大好きで、姉の“ユリア”という名前も『北斗の拳』からとってつけたので、小さい頃から馴染みのある作品でした。なので、キャストとして出演できること、A応Pとしても出演できるのが嬉しいです」と語り、「女のザコってあまり想像ができないですが、普段(A応Pの)メンバーといるときは、男勝りな性格なので、そこを前面に出して舞台に挑もうかなと思います」とコメント。

 役作りについては、磯貝が「ザコはけっこう刃物とかを扱うので、デカイのこぎりを使えるように、まずはそこから頑張ろうかなと。それを使えるようになって、いつでも死ねる準備をしていきたい」と語ると、寿里は「ザコだから現代社会に染まってもいいのかなと。偉い人にはすぐゴマをするみたいな、そういうところから役づくりして、最終的には火炎放射器使いたい」と願望を明かす。花園は「僕は細いので、今『いきなりステーキ』に週3回くらいで通っています。本番までに5キロくらい増量できたら」と決意を新たにした。

 アニメ版の主題歌に続き、舞台版ではオープニングライブを担当するムッシュは「アニメからブレずに歌い続けてきて、オファーがあってよかったなと思う」と語り、A応Pとのコラボについても「A応Pさんとやるのがすごく楽しみ。女性とコラボするのはこれが4組目ですが、こんな若き乙女たちと一緒にやれるのはワクワクしています」と胸を躍らせた。

 ザコが主役の舞台ということで、「お酒を飲んだら真っ直ぐお家に帰れない」(磯貝)、「頭とか足の小指とかよく物にぶつかる」(林野)と、それぞれ自身のザコ経験を告白したキャスト陣。寿里は学生時代に悪い人たちに絡まれたときのエピソードを語り、「公衆電話で電話をしていたときに、大きい人たちが来て絡まれて、ノールックで財布を出しました。『お金を出せ』とか言われてないけど、先に出すっていう、マックスのザコ経験をしました」と苦い経験を明かす。「A応Pのメンバーの中で一番ザコだと思う」と語った水希は、「みんな私の扱いがひどい。でも、それが嬉しいんです」とハニかんでいた。

 また、制作発表には、本作のビジュアルアドバイザーを務めるAkemi.S.ミラーも登場。ニューヨークコレクションで25年間にわたり、ファッションデザイナーとして活躍するなど、輝かしい経歴を持つAkemiは、本作が舞台化されることを聞きつけ、自ら志願したという。「ニューヨークでの25年間はまさに戦いでした。ニューヨークは、まさに“ザコのるつぼ”。ザコの舞台で世界観を表現できたら」と語り、「ゴールはブロードウェイだと思っています!」と熱弁をふるった。

 『北斗の拳』といえば、先日の大相撲5月場所で、横綱・稀勢の里らが、ラオウ・ケンシロウ・トキの化粧まわしをつけて土俵入りして話題を呼んだということで、この日は、ケンシロウらが描かれた懸賞旗も登場。そして、奥から北斗4兄弟の三男・ジャギが描かれた懸賞旗を持って、なんとジャギ本人がサプライズで登場。本作にジャギが出演することも発表された。ジャギ役のキャストについては、フルフェイスのヘルメットで素顔が隠れ、正体が明らかにされることはなかったが、近くで見ていた川本から「近くで見ると、角田(信朗)さんじゃないですか?」とツッコまれ、やや動揺した姿を見せていたが、終始無言を貫いた。

 最後に、磯貝は「“最高のザコ”と言われるように頑張ります」と意気込みを語ると、花園も「今日から本番終わるまで、『北斗の拳』一色に染まって、精一杯“最高のザコ”になれるようにがんばります」と宣言。林野は「男性のファンの方が多いと思いますが、女性の方にもザコの生き様を楽しみに観に来ていただいて、お子様にもぜひ血なまぐさい人生を見てもらえたらと思います。老若男女楽しんでいただける作品になったらいいなと思います」と舞台への想いを語った。

『北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-』は、9月6日(水)~10日(日)までシアターGロッソにて上演。

(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983, (C)北斗の拳-世紀末ザコ伝説-製作委員会
2017 版権許諾証 GP-907

最終更新:7/8(土) 17:03
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