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被災者現状 理解深める 新地高生が宮城の漁業者らと面会

7/4(火) 10:53配信

福島民報

 福島県新地町の新地高の生徒は3日、宮城県山元町の宮城県漁協仙南支所を訪れ、地元の漁業者や住民と面会した。生徒は東日本大震災の被害状況や現在の生活の様子などを聞き、被災者の現状に理解を深めた。
 同校は生徒会が中心となり、震災で亡くなった人に宛てた手紙を募る「おもひの木ポスト」事業を展開している。今回、町外の被災者が置かれた現状を理解し、今後の活動に生かす狙いで初めて行った。
 島美咲生徒会長(3年)ら役員と1年生合わせて7人が訪問した。山元町沿岸部の磯地区の猪又賢区長(63)ら住民と漁業者計4人が震災当日の様子や避難所での暮らし、漁業再開までの歩みなどを紹介した。震災の教訓を踏まえ「情報が遮断される恐れがある。まずは自分の身を守るためすぐに避難してほしい」「どんな災害に見舞われても生まれ育った古里は離れたくない」などと思いを語った。猪又区長は「素晴らしい取り組み。災害時、どんな行動をしたら良いか考え、広めてほしい」と期待した。島会長は「学んだことを今後の活動の中で発信していきたい」と誓った。
 同校は宮城、岩手両県の高校生と連携し、震災の教訓を後世に伝える事業展開も想定している。

福島民報社

最終更新:7/4(火) 11:11
福島民報