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正月、盆も休まずラジオ体操 福井、来年は結成30年に

7/4(火) 8:03配信

福井新聞ONLINE

 福井市啓蒙地区でラジオ体操を毎日続けている「啓蒙365ラジオ体操会」。福井国体が開かれる来年に結成30年目を迎えることもあり、会員はいっそう毎朝の体操に励んでいる。「体操しないと一日が始まらない」「国体には健康な体で、何らかの形で関わりたい」と、雨や雪の日でも啓蒙小に集まり汗を流している。

 同会は1989年、会員の健康、仲間づくりを目的に設立した。晴れた日は同校のグラウンド、雨の日は屋根付き駐車場、冬は体育館で体操する。正月やお盆も休まない。

 現在は60~90代の約60人が所属。発起人の一人、岩佐良子さん(73)は「健康はもちろん、体操を通じた交流も魅力。LINE(ライン)仲間が増えた」と話す。

 午前6時ごろには、会の名前が書かれたオレンジ色のTシャツに身を包んだ30~40人が集まり、ウオーキングやストレッチをして6時半からのラジオ体操に備える。ラジオからおなじみの音楽が流れ出すと、リズムに合わせてきびきびと体を動かす。

 ラジオ体操第一、第二の後には、同会が独自に考案した“啓蒙体操”とNHKで放送されている「みんなの体操」も行う。最後は円陣を組み、3回大声で笑う“三笑運動”で締める。

 同会最高齢の吉中馨さん(90)は「一人でもできるがみんなと体操したほうが楽しい。体操が長生きの秘訣(ひけつ)」とにっこり。父親の介護の経験をきっかけに、3年前に入会した白川貞雄会長(68)は「子どもたちの負担になりたくなかった。今は医者も驚くくらい健康」と笑った。

 同会は長年にわたる健康増進への取り組みが評価され今年、地域の活性化に貢献した個人や団体に贈られる「あすの福井県を創る協会」の知事表彰を受けた。岩佐さんは「長く続けるといいことがある。会が、また次の福井国体まで続いているとうれしい」と話していた。

福井新聞社