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審判で甲子園目指す 沖永良部出身の南山さん 高校野球鹿児島大会

7/4(火) 12:08配信

南海日日新聞

 不完全燃焼に終わったあの夏から2年。夏の甲子園県予選で3日、再び鴨池の土を踏んだ元球児がいる。大会最年少の審判員としてデビューした鹿児島県沖永良部島知名町出身の南山浩人(みなみやま・ひろと)さん(19)。選手に負けじと元気な声をグラウンドに響かせ、夢舞台への一歩を踏み出した。
 沖永良部高校時代は捕手だったが、3年夏の大会直前に腰を痛めた。代打に送られた唯一の打席は二塁ゴロ。チームは初戦で敗れ、悔しさだけが残った。
 引退後にスポーツトレーナーの仕事を知り、「けがで悩む選手を支えよう」と福岡県の専門学校に進んだ。審判を志したのも野球に関わり続けたいとの思いから。通学とアルバイトの合間を縫って鹿児島での講習に通った。
 選手以上の知識と判断力が求められる実力勝負の世界。夏の甲子園県予選を任されるのは県野球審判協会に登録する170人中40人だけだ。1、2回戦から始め、実績が認められれば県大会決勝、全国大会へと道が開ける。
 初戦は樟南第二と出水中央のカードで一塁塁審を務めた。出足は体が硬くなり、タイムの合図が歓声に消されることも。試合が進むうちに緊張がほぐれ、声が通るようになった。
 「判定一つで球場の盛り上がりを感じられるのが醍醐味(だいごみ)。いつかは甲子園でジャッジしたい」

南海日日新聞

最終更新:7/4(火) 12:08
南海日日新聞