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人形作家女性を詐欺容疑で岡山地検に告訴 8700万円借り所在不明に

7/4(火) 8:10配信

山陽新聞デジタル

 岡山県南で活動していた50代の人形作家女性が「利子を付けて返すので、個展を開く金を貸してほしい」などと複数の知人に持ち掛け、多額の現金を受け取ったまま連絡が取れなくなっていることが3日、関係者への取材で分かった。少なくとも岡山県内外の男女3人が計約8700万円をだまし取られたとして、詐欺容疑で岡山地検に告訴している。

 複数の関係者の話では、人形作家は1980年代から岡山県南にアトリエを構え、県内外で個展を開催。県内をはじめ関西、九州で教室を開いたり、作品の注文を個別に受けたりしていたが、資金繰りが悪化し、2011年に個人破産宣告を受けた。知人らから借金を重ねる中、15年春以降、所在が分からなくなったという。

 告訴状によると、岡山県南の60代男性に「交通事故を起こして借金ができ、返済しないと人形が作れない。利息を付けるので金を貸してほしい」などと言い、14年8~11月、20回で計約7100万円を手渡しや銀行振り込みでだまし取ったほか、13年4月~14年3月には同県の別の男性、広島県の女性の2人からも同様の手口で計約1600万円を詐取したとしている。

 60代男性は15年春に告訴した。人形作家とは14年春に知り合った後、知名度の高さから信用し、自分や家族の貯金を崩して現金を渡したが、返済はなく、破産していた事実も知らされなかったという。「こつこつとためてきた大金がだまし取られ、絶対に許せない」と話している。