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「将来の夢がわからない」と言う子どもには[やる気を引き出すコーチング]

7/4(火) 12:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

高校生のコーチングをしていると、「将来の夢がわからない」という言葉をよく聴きます。「うちの子、何をしたいのかよくわからないみたいで、進路選択に悩んでいるんです」という保護者のかたの声も聴かれます。
夢が明確でないことが、やる気に影響を与えたり、焦りや不安につながったりすることはもちろんあると思います。このような子どもには、どう関わったらよいのでしょうか?
今回もいくつかの事例をご紹介してみます。

夢を持つことを強制しない

Aさんには、高校1年生の娘さんがいます。「将来やりたいことがわからない」ので、とりえあえず進学するにしても、文系なのか理系なのかも決められないと悩んでいたそうです。

Aさんは、娘さんの気持ちを受けとめながら、こう伝えました。
「まだ10代なんだから、決められないのは当たり前だと思うよ。今、考えていることがあっても、大人なってから変わることだって十分あるし」
「でも、友達はやりたい仕事とかもう決めて、夢に向かってがんばっているんだよね」
「確かにそういう人もいるね。他にもいろいろ人がいてね、お母さんの同級生でも、警察官になろうと思って勉強していたんだけど、学校の先生になった人がいるし、看護師をやっていたけれど、カウンセラーを始めた人もいるよ」
「へぇ~! 途中で変わってもいいんだね」
「『本当にやりたい』って思ったら、やれる方法はあるよ」
「なんか楽になってきた。とりあえず、勉強はがんばっておくね!」

「夢や目標は持つべきである」という考え方がありますが、それをプレッシャーに感じてしまう子どもが最近は多いように思います。本来、「夢を描くこと」は「ワクワクすること」のはずなのに、「夢を持たなければならない」と強制するのは、かえって逆効果です。ワクワク感を引き出しません。「今、決めたことが人生のすべて」という印象を与えるのもプレッシャーです。

「まだわからない」、「決められない」という気持ちを受けとめ、Aさんのような考え方や体験談を伝えてあげるのも効果的ではないでしょうか。

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