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【インド】中国政府、ジャイトリー国防相の発言を一蹴―シッキム地域で印中対峙

7/4(火) 18:09配信

INDO WATCHER ビジネスプレミアム

 アルン・ジャイトリー国防相(兼財務相)の「2017年のインドは1962年(印中国境紛争)とは違う」とする発言について中国政府は7月3日、内容を一蹴した上で、領土主権の保持のためにあらゆる手段を行使すると警告した。北京発で同日付PTI通信が報じている。

 印中両国の部隊はこれまで1カ月間近く、インド・シッキム州にほど近いドカラ周辺でにらみ合いを続けている。

 ジャイトリー氏の発言は、中国側が「インドは歴史から学ぶべき」として55年前の印中紛争に間接的に言及したことに対して出たもの。同氏は「当時を思い起こさせようとするなら、62年の状況は(今とは)異なり、17年のインドも違う」と語ったほか、両国部隊の対峙について、中国側が元凶だとしていた。

 こうした主張に対し、中国外務省の耿爽報道官は「現在の中国が62年と違うように、インドが62年と異なるというのは正しい」としながら、「シッキム地域での中印国境は1890年に締結された中国(清朝)・英国間の協定で決定している」と説明。インド側が協定を尊重し、中国領に侵入した国境警備隊を撤退させるよう求めた。