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【特別養護老人ホーム】いつ入所の順番がくるか…52万人の待機高齢者。どのように入所までを過ごしたらいいのか?

7/4(火) 7:11配信

マネーの達人

特別養護老人ホーム(以下、特養)は介護老人福祉施設とも呼ばれ、比較的他の介護施設に比べると安価に利用できる老人ホームとして人気があります。

しかしながらその数は多くはないので入所待ちの待機者が2016年時点で52万人いると言われています。

終の施設という印象も大きいことから在宅での介護を行っている家族の多くがいずれは施設で看てほしいという願いを持っています。

入りたくても入れないという状況にある場合、どのように入所までを過ごしたらいいのか、入所条件も含め見ていきましょう。

費用について

様々な入所型介護施設がありますが、ここではおおまかに有料老人ホームと比べて考えてきます。

特養が公的の施設であるのに対して、有料老人ホームは民間の企業による施設であるので、同じ有料老人ホームのくくりでも施設によっても設定された金額が違うことがあります。

■金額の差はどこにある?

地域差や施設のグレードによっても変わってきます。入居一時金も数千万、億くらい必要なところもあれば、0円の場合もあります。0円の場合は利用料の月額に分割して加算される場合もあります。

月額の利用料は特養が7~15万円(5~13万円という場合も)程度であるのに対して有料老人ホームは12~40万円以上と少し高額になります。

■施設

レクリエーション施設など充実した設備のあるところでは往々にして利用料も高くなると予想されます。

■食事

有料老人ホームではもともとの食費等の設定金額が高額である傾向があります。

■部屋

特養での料金は負担額が世帯の収入額や、個室か相部屋かによっても変わってきます。

■医療費控除の対象

また介護保険施設であるため、施設サービスの利用料金のうち半額ほどが医療費控除の対象になります。

このような理由から実際にかかる料金が比較的安価に抑えられるのが特養と言えます。

入所条件について

2015年度より入所基準が要介護3以上に設定されました。それまではそのような縛りはありませんでしたが、軽度の介護状態の高齢者が多く入所していたために本当に入所を必要とする人が入所できなかったという現実があります。

ただ要介護1、2であっても

・ 日常生活に支障をきたすような状態にある認知症患者や知的精神障害等
・ 虐待や単身者等

の特例の条件では入所が認められます。このようなケースは実際にも時々あります。
 
入所者選考の基本は所得や介護度等が考慮されたうえで、入所の優先が決められています。

「申し込んでもなかなか順番が来ない」
「申し込んだのち通所介護を利用し始め丁度慣れてきたというタイミングで入所が決まってしまった」

という例もあります。

いつ順番が来るかはわからないのでそれまでどのように過ごすかが大切なポイントになります。

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最終更新:7/4(火) 7:11
マネーの達人