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花ござピンポン用具の試作完成 岡山・早島のイ草製品と卓球がコラボ

7/4(火) 16:30配信

山陽新聞デジタル

 岡山県早島町伝統のイ草製品と卓球がコラボレーションした「花ござピンポン用具」の試作品が完成した。同町の新たな特産品をと、つくぼ商工会早島支所が公募したアイデアコンテスト最優秀賞作の実用化に向けた一歩で、8、9日に同町で開かれる「早島・倉敷花ござまつり」で体験会を開き、ユニークな魅力を発信する。

 完成したのは、ラケットとコートを区切るネット。ラケットは通常のものに板を張って形を整え、花ござを巻き付けてある。板を挟むことで球の跳ねは抜群で、打面が縦長(縦約20センチ、横約15センチ)、横長(縦15センチ、横20センチ)、正方形(15センチ四方)の3種類をそろえる予定。ネットは一般的な卓球台で使えるサイズにしている。

 同コンテストは昨年初めて開催。花ござピンポン用具は、フリーライター木曽田学さん(70)=倉敷市=のアイデアで、町の伝統産業と人気スポーツを組み合わせ、幅広い世代が楽しめることなどが評価された。商品化に向けて5月、同商工会や町、町い製品問屋会などに木曽田さんも加わった「早島花ござ卓球ラケット開発委員会」が発足。地元業者の協力で試作品完成にこぎ着けた。

 木曽田さんが所属する健康卓球交流会が、岡山市の体育館で試し打ち。ラバーの代わりに花ござを使うことで、卓球上級者でも球に回転を付けにくく、メンバーの同市南区の女性(65)は「初心者とベテランが一緒に楽しめる。見た目のかわいさも良いですね」と太鼓判を押していた。

 初のお披露目となる同まつりの体験会は、早島町前潟の町中央公民館クラブハウスで開催。今後の改良に役立てるためアンケートを行い、協力者には花ござコースターをプレゼントする。両日とも参加自由で無料。

 同商工会の岡本浩孝経営指導員(37)は「アンケートを基に改善し、本年度中の商品化が目標。町や地域業者の活性化につなげたい」、木曽田さんは「インテリアとしても活用できるはず。イベントとしても発展し、町を知るきっかけになってくれたら」と期待していた。