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5月通関の輸入薄板、昨年ボトム比2万円上昇

7/4(火) 6:04配信

鉄鋼新聞

 日本への輸入材(薄板)価格は昨年ボトム比でおおむねトン2万円前後の値上がりとなっているものの、一部品種・向け先で見ると、まだ値上がりが小幅なところもあるようだ。このほど明らかになった5月の輸入通関統計によると、韓国材の熱延(黒皮)の平均価格はトン5万7千円、台湾材はトン6万1300円と絶対値の比較では台湾材がトン4千円高い。昨年ボトム比では、韓国がトン1万8千円の上昇、台湾がトン2万1千円の上昇。なお、他国を含む熱延(黒皮)の平均価格は5万8600円だった。

 輸入材価格の全体トレンドとしては、上昇基調を継続している。その中で、千葉港など一部の揚げ地では依然として板厚3ミリ未満の薄物系の韓国材の熱延(黒皮)などで、他地区向けと比べた相対的安値が目立つ格好。台湾材と比べた値差も小さくない。
 国内高炉メーカーなどは「今後の輸入材の数量・価格動向を注視する必要がある」(関係筋)としており、追加値上げの完全浸透を進めるためにも安値輸入材に敏感になっている面がある。輸入材の5月入着分は、5月以前の契約分が出荷され、入着しているケースが多い。6月以降の入着分について、韓国材の輸入通関価格が台湾材に近づいてくるか、注目されるところだ。

最終更新:7/4(火) 6:04
鉄鋼新聞