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【インタビュー】『BBAのパンTea』100万円……前代未聞の「パンツアーティスト」、作品炎上は狙い通り

7/4(火) 11:37配信

トレンドニュース(GYAO)

現代美術家のサムライ・マサは、“パンツアーティスト”と呼ばれている。紅茶に沈むパンツを模した作品『BBAのパンTea』などパンツをモチーフとした作品が、ネット上で「理解が追いつかない」と話題だ。サムライ・マサが抱くパンツ観とは?

パンツアーティストが作る、話題の映像作品が……ナゾ>>

■もともとはアニメ業界で活躍

マサはパンツアーティストとして、ティーポットの中の紅茶を表現したジェルに女性ものパンツを浸した『BBAのパンTea』(100万円)や、市販の尿漏れパンツにタイトルをつけただけの『世界に一つだけのパンツ』(9,000万円)、47枚の色とりどりのパンツが舞い飛ぶ3DCGアニメ『パンツオーケストラ(R)』など、パンツをモチーフにした作品を発表し続けている。

一体何者? と思われそうだが、実はマサはもともとアニメ業界で美術スタッフとして活躍したクリエイター。これまでアニメ『名探偵コナン』や『トリコ』、『デュラララ!!』といった有名作品に携わってきた。現在もフリーでその仕事は続けているそうだが、なぜ実力のあるアニメスタッフが、会社から独立して現代アーティストになることを選んだのか……?

「もともとサボり癖があって、会社に行きたくなかったんです。あと知り合いと金銭トラブルになって、僕の車を燃やされちゃって。それが悔しくて、“見返してやる”みたいな気持ちが沸いてきて……。じゃあアーティストになろうと。パンツをモチーフに選んだのは、小さい頃、洗い上がりの祖母のパンツをふざけて伸ばして遊んでいたら、なんだかそこに“宇宙”を感じたからです。それを思い出してパンツをモチーフにした作品を作ってみたんですが、たまたま現代アートのコレクターさんに作品を見せる機会があったとき、すごく笑ってもらえたんです。それがパンツアーティストになった決め手ですね!」

……何から何までわからない! ちなみにマサ、妻帯者どころか子持ちだそう。謎が深すぎる。

■“萌(も)え”や“エロ”ではないパンツ観

作品のコンセプトは一貫して、「パンツで世界の人々を幸せにする」こと。そして、マサにとってパンツとは「命そのもの」だという。村上隆や会田誠の作品のように、現代アートの中でパンツは“萌え”や“エロ”の文脈で扱われることが多いが、マサは少々違ったパンツ観を持っているらしい。

「萌えとは違う方向でやってみようかと思っています。僕のパンツ観は、小学生がパンツ一丁になって騒いでいるようなものですかね。人間と人間の垣根、つまり国境や人種だとか、性別、年齢などを取り払ってみると、つまりパンツ一丁になったら皆同じ人間なんです。それがパンツアートに込めるメッセージの根底に一番強くありますね。一言で言ってしまえば、“命あるもの皆パンツ”です」

独特ではあるが、言わんとすることはわかる。マサにとってパンツとは、非常にピースフルな存在らしい。ところで、「パンツ一丁になったら皆同じ人間」と言うなら、裸をモチーフにするのでもいいのでは?

「説明するのが難しいんですが、裸までいってしまうと、今度はオブラート感がないように思うんですよね。パンツには温かみもあるじゃないですか。そこには慈愛も感じられるようで……。裸とパンツの違いは、『パンツには人の温もりも感じる』と言えば、わかりやすいかな」

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