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5月末の薄板3品在庫、適正水準維持

7/4(火) 6:04配信

鉄鋼新聞

 5月末の薄板3品の国内在庫(メーカー・問屋・コイルセンター、速報ベース)は前月末比19万5千トン増の407万8千トンと、昨年8月以来9カ月ぶりに400万トンを超えたものの、ミルの定期修理に伴う前倒し生産の動きや大型連休による季節要因が重なった「一過性の増加」(新日鉄住金)とみられ、適正水準を維持した。4月に続いて前月を上回ったものの、前年同月より約10万トン少なく、引き続き6月以降も低位の在庫水準で推移しそうだ。

 5月末の在庫率は全体で2・25カ月(前月は2・15カ月)。品種別では、熱延2・62カ月(同2・46カ月)、冷延2・15カ月(2・15カ月)、表面処理1・88カ月(1・80カ月)となった。昨年5月は全体で2・58カ月だったのをはじめ、熱延3・07カ月、冷延2・31カ月、表面処理2・16カ月と、いずれも今年5月より高い水準だった。
 在庫の内訳は、メーカーが4万3千トン増の183万6千トン、問屋が7万4千トン増の84万3千トン、コイルセンターが7万7千トン増の139万9千トン。品種別では、熱延が10万9千トン増の202万3千トン、冷延が4万4千トン増の77万8千トン、表面処理が4万1千トン増の127万7千トン。
 5月は大型連休で需要家が操業を休止するケースが多く、同月末の在庫は過去10年の平均で前月比6万~7万トン増える一方、年によって増減の変動幅にばらつきがある。
 5月から6月にかけては直近10年で平均7万トン程度減り、6月から7月にかけても同様の傾向なのに対し、足元では自動車や建材向けを中心に供給は「ロール枠の確保がタイトな状況」(同)。
 今後も薄板3品は適正な在庫水準を維持していくものとみられる。

最終更新:7/4(火) 6:04
鉄鋼新聞