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三八地域でスナップエンドウ生産者増 軽作業で需要安定

7/4(火) 10:58配信

デーリー東北新聞社

 青森県三八地域で、スナップエンドウの生産者が増えている。サクサクした食感が人気で需要が安定していることに加え、軽作業のため高齢者や女性でも取り組みやすい。同地域がエリアの八戸農協に出荷する生産者はこの3年ほどで急増しており、複合経営する際の選択肢の一つとして存在感を増している。

 八戸農協によると、2014年は生産者47人で面積1・8ヘクタールだったが、15年が88人で2・7ヘクタール、16年が131人で5・4ヘクタールと生産者、面積が約3倍に増えており、17年はさらに伸びる見通しだ。

 収穫時期は5月中旬~7月下旬。他の作物よりも早い時期に収入が得られ、農業用機械やビニールハウスなどの初期投資が必要ないことも作付け拡大を後押ししている。

 市場価格はおおむね2キロ当たり1500~2500円で推移。同じ豆類のキヌサヤと比較すると収量や単価は低いものの、等級の区分が少なく、選別の手間が少ないメリットがあるという。

 南部町鳥谷の中村石三さん(69)は、約10アールでスナップエンドウを栽培している。元々は葉タバコ農家だったが、年齢を重ね、「体力的に無理ができなくなった」ため、3年前に切り替えた。

 畑は葉タバコ乾燥用ハウスの跡地。今年は3月末に種まき、4月上旬に定植し、6月に入り収穫を始めた。3日間に1度、早朝から3人で収穫に当たる。

 中村さんは「単価や収量が安定していて作りやすい。軽いので収穫の苦労もそこまでじゃない。高齢で取り組むなら、こんなにいい作物はない」と強調。栽培を始めて良かった―と実感している。

デーリー東北新聞社