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柏で指導、石田九段「感慨深い」 佐々木五段、藤井四段止めた!

7/4(火) 13:46配信

千葉日報オンライン

 「鋭い攻めの将棋で、彼の持ち味が存分に発揮されていた。感慨深く、うれしい気持ちでいっぱい」

 注目の対局から一夜明けた3日、藤井聡太四段(14)の30連勝を止めた佐々木勇気五段(22)の師匠、石田和雄九段(70)は、かつて佐々木五段が通った千葉県柏市の将棋教室「柏将棋センター」で喜びを語った。「目指すは竜王のタイトル。引き続き勝利を重ねて頑張ってもらいたい」と、まな弟子へエールを送った。

 佐々木五段は、幼稚園年長から小学校4年生まで同教室に通い、石田九段の下で腕を磨いた。「素直で明るい。天真らんまんという言葉がよく似合う子どもだった」と振り返る。

 「祖父の影響で始めたと聞いている」という将棋は「当初は相当弱かった」。しかし「とにかく努力家。毎日教室に通い、ものすごいスピードでぐんぐん伸びていった。ひらめき力があり、才能を感じてはいたが、努力によるものが大きいと思う」。その後、「小学生将棋名人戦」で優勝を果たし、16歳1カ月でプロ入りした。

 藤井四段との対局前には「『焦らず、自分の将棋をしなさい』とアドバイスした」。対局は教室に集まった100人以上の生徒と一緒に見守り、「勝算はあるとみていたが、(藤井四段は)連勝で勢いがあるので不安だった。今までで一番、ハラハラドキドキしたんじゃないかな」と笑う。勝利報告の電話では「声から疲れが伝わってきたので長くは話さなかった」が、「よくやった」とねぎらいの言葉を掛けた。

 敗れた藤井四段について「ただ者ではないことを再認識した」としたうえで、「プレッシャーの中、意地を見せて勝利をつかみ取った勇気君をたたえたい。素晴らしい快勝だった」と顔をほころばせた。