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柳美里さんが南相馬に「書店」11月開店へ 店名は『フルハウス』

7/4(火) 10:08配信

福島民友新聞

 神奈川県鎌倉市から2015(平成27)年春に南相馬市原町区に移り住んだ芥川賞作家柳美里さん(49)は2日、昨年7月に避難指示が解除された同市小高区東町に引っ越した。年内に小高区で書店「フルハウス」を開店する予定で、柳さんは「いろいろな年代の歴史が重層的に残る土地。この土地と歴史を引き受けていきたい」と話す。
 小高区に今年4月に開校した小高産業技術高の校歌の作詞を担当した柳さん。「これまでラジオ番組を通じて小高の人たちと関わり始め、高校の校歌も作詞した。その生徒たちの通学路には開いているお店が少ない。自分が高校生のために何ができるのかを考えたとき、それが書店だった」と話す。
 移り住んだのは、水道業者の事務所兼作業場兼自宅だった建物で、JR小高駅近く。駅通りに面した1階の2部屋を9月ごろから改装し、11月ごろには書店として営業を始める予定。店名は初めて出版した小説本の題名にちなんでおり、「大入り満員」を意味する。
 書店には柳さんの作品のほか、柳さんが選んだ書籍などを並べる。また、学校帰りの生徒が電車を待つ時間に役立ててもらおうと、軽食を提供することなども考えている。

福島民友新聞

最終更新:7/4(火) 10:08
福島民友新聞