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台風3号、九州北部を通過 熊本でトラック横転 南阿蘇村では避難指示

7/4(火) 12:29配信

西日本新聞

 台風3号は4日、長崎市に上陸し、九州のほぼ全域を風速15メートル以上の強風域に巻き込みながら東に進み、正午ごろ、大分県沖に抜けた。熊本県内で強風による被害が相次いだほか、大分県では2人がけがを負った。同県南阿蘇村では土砂災害の恐れが高まっているとして315世帯に避難指示が出された。九州新幹線が一時、全線で運行を見合わせ、熊本、長崎両県では計約6万8500戸が停電した。

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 気象庁によると、長崎県雲仙市で午前9時すぎ、42・1メートルの最大瞬間風速を観測、長崎市野母町では41・6メートルを記録した。1時間雨量は熊本県阿蘇市で81・5ミリ、長崎県雲仙市で57・5ミリに達した。

 大分県佐伯市によると、市内の路上で70代女性と50代男性が強風で転倒し、腕などにけがを負った。また、熊本県の上天草市と宇城市を結ぶ天草五橋1号橋では午前8時50分ごろ、強風にあおられた大型トラックが横転。熊本市では工事現場の足場が倒れて歩道をふさいだ。長崎市上西山町では駐車場そばの崖が高さ約7メートル、幅約13メートルにわたり崩れ、駐車中の車4台に岩が当たった。いずれもけが人はなかった。

 交通機関も乱れた。空の便は福岡空港と対馬空港や天草空港を結ぶ発着便など各地で欠航が相次ぎ、海の便も離島航路を中心に欠航した。九州新幹線は午前9時半ごろ、博多-鹿児島中央で運転を見合わせ、約2時間後に再開した。

 福岡県内では市町村立の全小中学校と県立高校の一部が休校。福岡市動植物園(同市中央区)や「もーもーらんど油山牧場」(同市南区)なども臨時休園した。

 台風は4日午後も東に進み、次第に九州から遠ざかるため、暴風や非常に激しい雨の降る恐れはなくなったが、気象庁は引き続き強風や河川の増水、土砂災害などに警戒を呼び掛けている。

西日本新聞社

最終更新:7/4(火) 15:27
西日本新聞