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北朝鮮が発射実験直後の写真を公開。金正恩氏は満面の笑み

7/4(火) 19:35配信

ホウドウキョク

金委員長は双眼鏡で見守る

7月4日午後3時半すぎ、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星―14」型の発射に成功したと発表。

北朝鮮が公開した実験直後とみられる写真

同時に公開された実験直後とみられる写真では、金正恩(キム・ジョンウン)委員長は満面の笑みを浮かべている。

また、ミサイルが炎を上げて打ち上がる様子がわかる写真も公開され、金委員長は双眼鏡で実験を見守っている。

実験が成功したのか、満面の笑みで拍手をしている写真も。

発射されたミサイルの高度は最も高い2500km以上

4日午前9時40分ごろ、朝鮮半島の西部から発射された弾道ミサイルは、日本政府によると、ミサイルは1発で、飛行時間は従来よりも長いおよそ40分、高度はこれまでで最も高い2500km以上。

飛距離は、およそ900kmで、男鹿半島から300km、日本の排他的経済水域内に落下したとみられる。

朝鮮中央テレビは「米国の核戦争の脅威恐喝を根源的に終息させ、朝鮮半島と地域の平和と安定を頼もしく守護していくのだ」と報じた。

金委員長がミサイル発射を承認したとされる署名には「大陸間弾道ロケット」「午前9時に発射せよ」との文字が。

大陸間弾道ミサイルは、アメリカと旧ソ連が結んだ条約で、飛距離が5500km以上のものと定義されており、その射程範囲内にはグアムやアラスカが含まれている。

さらに開発が進めば、アメリカ本土にも届くとされることから、アメリカにとって重大な脅威になるとみられてきた。

日本政府は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル発射の発表を受け、NSC(国家安全保障会議)を開き、対応を協議した。

独立記念日に北朝鮮がミサイル発射

また、北朝鮮がミサイルを発射した7月4日は、くしくもアメリカの独立記念日。

お祝いムードに水を差す北朝鮮の発表は、緊張のステージをさらにもう1つ上げるものとみられる。

北朝鮮への軍事行動も選択肢とするトランプ政権だが、政権幹部の1人は、ICBM実験はいわゆる“レッドライン”になる可能性があるとけん制してきた。
北朝鮮の発表が事実であれば、アメリカにとって見過ごせない状況といえるが、実際に攻撃に踏み切れば、北朝鮮による報復で日本や韓国などに甚大な被害が出るおそれがあるというジレンマも。

アメリカ軍は、今回のミサイルはICBMではなく中距離弾道ミサイルとの見方を示していることから、今回の発表だけで攻撃に踏み切るかは不明である。

トランプ大統領は、ミサイル発射後のツイッターで「中国は、北朝鮮に強い行動をするだろう」とさらなる圧力を促した。

今後は、今回の発射がどの程度、アメリカへの脅威となるのか、慎重に見極めたうえで、対応をとるとみられ、その決断が注目される。

最終更新:7/4(火) 19:35
ホウドウキョク