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<朝霞少女誘拐>鑑定後…被告、法廷で不自然な言動「指令があった」

7/4(火) 22:16配信

埼玉新聞

 埼玉県朝霞市の少女(16)が昨年3月に約2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風被告(24)の第4回公判が4日、さいたま地裁(松原里美裁判長)で開かれた。弁護側の請求で実施した精神鑑定後、初の被告人質問が行われ、不自然な言動が目立った。寺内被告は事件について「何が悪かったかよく分からない。被害者に勉強を強要できなかったのは申し訳ない」と述べた。

 寺内被告は髪を丸刈りにし、上下スーツ姿で出廷。首を動かしたり、目線を泳がせたりと、終始、不自然な動きを見せた。

 弁護側から犯行動機を問われると、「何かしろという『指令』があった。磁力で動かされるような感じ」と供述した。一方、昨年11月に行われた被告人質問では動機について、「いじめを機に社会性を培う機会がなくなり、人の気持ちが理解できなくなった」などと説明していた。

 逮捕時の取り調べで「指令」のことを供述しなかった理由については「常識だからみんな知っていると思った。高校の時から思考が盗み出される経験をしてきた」と述べた。

 起訴状によると、寺内被告は2014年3月、朝霞市で下校途中の当時中学1年だった少女を車に乗せて誘拐。昨年3月まで、千葉市や東京都中野区の自宅マンションで監禁し、少女を脱出困難な状態に陥らせ、重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとされる。

最終更新:7/4(火) 22:16
埼玉新聞