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【ブラジル】有債務世帯が減少 ただし、前年比では10万世帯増

7/4(火) 5:56配信

サンパウロ新聞

 何らかの債務を抱えるサンパウロ市内の世帯の数は3月、4月と2カ月続けて増加した後の5月に減少した。サンパウロ州商業連盟(FecomercioSP)が実施した債務と債務不履行(デフォルト)に関する月次調査では、2017年4月時点で204万6000世帯(52.9%)だった同市内の有債務世帯の数が5月には202万8000世帯(52.4%)にまで減った。しかしそれでもまだ、前年同月に比べると10万世帯以上も多い。16年5月時点の有債務世帯数は192万5000世帯(50.1%)だった。伯メディアが6月6日付で伝えた。

 今年5月の調査では、支払い・返済が滞っている債務を抱えている世帯の割合は全体の19.2%と、前の月よりも0.5ポイント、前年同月よりも0.4ポイント、それぞれ大きかった。また、債務の支払いができる状態にないと回答した世帯の割合は8.1%と、前の月よりも0.1ポイント小さく、16年5月よりも1.0ポイント大きかった。

 世帯収入別に見た場合、今年5月の調査では収入が10最低賃金(9370レアル)以下の層における有債務世帯の割合は57.1%と前の月に比べて0.8ポイント低かった。延滞債務がある、つまりデフォルトに陥っているとした世帯の割合は24.4%と前月並みだったが、当月の諸々の請求を賄うことはできないと回答した世帯の割合は調査史上最高の11.1%に達した。

 世帯収入が10最賃を超える層の有債務世帯率は38.3%と前の月よりも0.3ポイント大きかった。デフォルトに陥っている世帯の割合は4月よりも1.7ポイント大きい7.5%、当月に支払うべき請求を支払うことができないとした世帯は2.4%だった。

 延滞期間については、デフォルトに陥っている世帯全体の45.1%が支払期限を90日以上過ぎている債務を持っていると回答。延滞期間が30~90日という世帯は26.5%、30日未満とした世帯は25.7%だった。

 収入に占める債務の割合については、何らかの債務を有するとした世帯全体の51.2%は11~50%と回答。50%を超えると答えた世帯は19.1%、収入の10%以下とした世帯は25.9%だった。

サンパウロ新聞