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【ブラジル】成約・発売とも前月比減 不動産市場、いまだ改善示さず=サンパウロ市内新築住宅

7/4(火) 5:56配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ商用・住宅不動産売買・賃貸・管理業者組合(Secovi―SP)が6月19日発表した調査結果によると、サンパウロ市内における2017年4月の新築分譲住宅の成約戸数は前の月よりも1.7%少なく16年4月よりも2.5%多い1212戸だった。今年1~4月累計の成約戸数は3865戸。16年同時期の4038戸よりも4.3%少ない。

 同組合の発表によれば、ブラジル資産調査社(Embraesp)調べによるサンパウロ市内の同月の新築住宅発売戸数は前月に対して38.3%減、16年4月に対して38.0%増の959戸だった。今年1~4月累計は2745戸と、昨年同時期の2589戸を6.0%上回った。

 今年4月末時点の同市内における販売可能新築住宅の戸数は2万2528戸。今年3月末時点に比べて2.7%、16年4月末時点に比べて9.7%、それぞれ少ない。販売可能新築住宅とは直近の36カ月の間に発売された着工前、建築中、完成済みの分譲住宅を指す。

 この数カ月の間に政府によって採用された複数の施策が景気にプラスの影響を与えているにもかかわらず、同市内の不動産市場はいまだに大規模で早急な結果の改善を示していない。これに関し、同組合のフラビオ・アマリィ会長は「しかし、経済政策の効果はすでにマクロ経済シナリオにおいて観測することができ、徐々に、我々の業界において反映されるものと信じている」と話している。

 1.7%減とわずかではあるが、今年4月の成約戸数は前の月を下回った。それについて同組合のチーフエコノミストであるセルソ・ペトルッチ氏は「その一方で16年4月に対しては2.5%増加した。これらのことは市場が均衡を求めていることを示している。確実にこれらの変動は1年を通して記録されることになる」との見解を示している。

 今年4月には2寝室タイプの物件が成約数536戸、発売数447戸といずれにおいても最多だった。専有面積では45平方メートル未満のコンパクトな物件が成約数493戸、発売数542戸と最も多かった。

サンパウロ新聞