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繭から糸繰りを体験 横浜・金沢区の幼稚園

7/4(火) 9:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 命の大切さを学ぼうと、横浜市金沢区の大道幼稚園で3日、園児39人が糸繰りを体験した。手作りの糸繰り機を使い、繭から鮮やかな糸を紡ぎ出した。

 同園教諭が15個ほどの繭を食紅で赤、青などに色付けし煮沸した後、年長組の園児が順番に糸繰り機をゆっくり回した。「きれい」「カイコさん、ありがとう」などと声を上げる子もいた。

 市幼稚園協会は毎年この時期、シルク博物館(同市中区)から卵を購入し、希望する園に配布。大道幼稚園には5月末、体長約1センチの幼虫が届けられた。園児らはエサとなる桑の葉を集めて与え、スケッチなどしながら成長する過程を見守ってきた。

 「短期間に大きくなり繭を作る姿を見て生命の尊さを学ぶとともに、かつて日本の経済を支えた蚕に親しんでもらいたい」と園長(77)。紡いだ糸を使って、白髪の園長をイメージした作品を園児らから贈られ、笑顔を見せた。