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衣服託され25年 横浜のリサイクル支援団体

7/4(火) 11:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 衣服などのリサイクルやリユースを支援する市民団体「ファイバーリサイクルネットワーク(FRN)」(横浜市南区)が創立25周年を迎え、地元施設との連携強化を進めている。地域作業所への委託やリメークした製品の利益を制作者に還元。4、5日には「夏のリサイクルきものフェア」をフォーラム南太田(同区)で開く。

 事務所には、段ボール箱に入れられた衣服が全国から届く。代表の赤岡清子さん(66)は「手紙入りも多い。託した気持ちを受け取り、大事に扱いたい」と話す。

 FRNは1992年6月に発足。現在、登録会員は市内外に500人を数える。着物、浴衣、帯などの和服関連は事務所で仕分けし、値付けした上で年3回のフェアで販売する。それ以外の古着、古布などの繊維製品は県内16地区などで回収し、業者に引き取ってもらう。

 収益の一部は、国内外の被災地の救援金や被災地支援団体に役立てられ、昨年までの送付金は計1210万円を超えた。

 赤岡さんは「持続可能な仕組み作りが必要。楽しんで活動に関わってもらいたい」と話す。5年ほど前には着物地による会員オリジナルの洋服やカバンなどの売り上げの7割を、制作者に返還することにした。

 2年前には、南区の2カ所の地域作業所に着物の荷ほどきや洗濯、アイロン掛けを委託。事務所作業ではフォーラム南太田の講座を受けた若い無業女性を受け入れている。

 副代表の志澤希久子さん(78)は「リサイクルを通じ人、物、情報が行き交い、新たな展開につながっている。着物文化を見直すことにもなる」と、魅力や意義を説明する。

 フェアは入場無料。4日は午前10時~午後4時、5日は午前10時~午後2時(入場は30分前まで)。問い合わせは、フォーラム南太田電話045(714)5911。