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TLC、インタビューで最新アルバムやビヨンセ、故レフト・アイなどについて語る

7/4(火) 18:30配信

Billboard Japan

 約15年ぶりとなる最新作『TLC』をリリースしたばかりのTLCが、AP通信のインタビューで、彼女たちの音楽、ビヨンセ、エド・シーラン、そして後年のレフト・アイなどについて語った。

 T・ボズとチリにとって、TLCは結婚で、離婚という選択肢はない。

 史上最高のセールス記録を持つガールズ・グループが最後のアルバムを2017年6月30日にリリースした。今後、新曲をレコーディングすることはないとされているが、T・ボズは「これで終わりということではないし、ラスベガスでのレジデンス・ショーをやらないという意味にはならないわ。私たちには一連の作品や「ウォーターフォールズ」「ノー・スクラブ」「アンプリティ」のような時代を越えても色褪せない曲があるから、ツアーをすることは可能なのよ。白人のロック・バンドがよくやっているように。私たちにもできるわよね?」と語った。そのラスベガスでのレジデンス・ショーの可能性については、すでに何人かから声が掛かっていることも明かしている。

 ただ今は、TLCというグループ、そして15年ぶりの5枚目のアルバムに重点を置いているようだ。2年以上かけ、レコーディングされた今作では、スヌープ・ドッグをフィーチャーし、アース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」をサンプリング、プロデューサーのロン・フェアとT・ボズの兄弟でもあるソングライターでプロデューサーのCarnoy "Ayo Kayo" Watkinsが参加している。

 TLCは2015年に、この最後のアルバムの制作資金集めのために資金調達サイト「キックスターター」で募金を呼びかけ、結果的に目標の15万ドルをはるかに超える43万ドルの資金を集めた。ケイティ・ペリーを含む何千ものファンがこのプロジェクトのために寄付した事実は彼女たちに衝撃を与えた。「2002年にレフト・アイがこの世を去ったときのリアクションとは対照的なものだった。リサ(レフト・アイ)が亡くなったとき、思いもよらないたくさんの人たちが私たちを除外しようとしていた。でも彼女の死は私たちの歌やダンスの能力を妨げることはなかったし、私たちの才能が無くなってしまうこともなかった。ただグループの一員を無くしてしまっただけだったのよ。だからまた、私たちなりの“ニュー・ノーマル”を見つけて、一緒に元に戻していったの。私たちを信じ続けてくれていた人々がいたことに心から感動したわ。」とT・ボズは言葉を添えた。

 TLCのファンというアーティストは多い、例えばドレイクやレディー・ガガなど。しかし、T・ボズとチリにとって一番のサプライズはビヨンセが見せたTLCファンの顔だった。2011年、TV番組『アメリカン・アイドル』のシーズン10で、ビヨンセがTLCのところに駆け寄り「全てに感謝しているわ。」と、いちファンとして言葉をかけた。T・ボズは「あれは私の人生の中でも最高な瞬間のひとつね。」と語り、ビヨンセの謙虚な姿に2人とも驚きを隠せなかったという。また、ラッパーのJ・コールもTLCファンのひとりで、2013年に「Crooked Smile」でコラボレーションを果たしており、今回の新作でもコラボレーションを考えていたようだったが、時間が足りずJ・コールとの新曲制作は実現しなかったという。

 また、TLCはレフト・アイについて、「この新作のレコーディング中だけでなく彼女のスピリットはいつも彼女たちの周りにいた」と言及し、T・ボズは「彼女(レフト・アイ)は私たちの全てに存在しているわ。レコーディング中でも、そうでない時も、想いはいつもそばにあるの。忘れることなんで出来ないのよ。」と言及した。今作『TLC』の収録曲「インタールード」には、昔のインタビューから録ったレフト・アイの音声が収録されている。

 更に今回のインタビューでは、エド・シーランの大ヒット・ソング「シェイプ・オブ・ユー」のメロディーがTLCの「ノー・スクラブ」に類似していることからクレジットされた事実に対して、チリとT・ボズは「初めて「シェイプ・オブ・ユー」を聴いたときにその類似がわからなかった。」と発言している。チリは、「正直言って、この曲を聞いても全然わからなかった。『もう一回聴かせて』って思ったくらいよ。」とコメント。「ノー・スクラブ」はT・ボズとチリによって書かれた曲ではないため、実際にクレジットされているのは2人ではなく、ソングライターのKandi Burruss、Tameka Cottle、そしてKevin Briggsの3人となっている。

最終更新:7/4(火) 18:30
Billboard Japan