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IMSA:残り35分でワン・ツー逃すも、93号車NSX GT3がポール・トゥ・ウインで2連勝

7/4(火) 15:19配信

オートスポーツweb

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)第6戦は7月2日、ニューヨーク州のワトキンス・グレンで6時間レースが行われた。GTDクラスに2台のアキュラNSX GT3を投入するマイケル・シャンク・レーシング(MSR)は、93号車NSX(アンディ・ラリー/キャサリン・レッグ)がポール・トゥ・ウインを達成。僚友86号車NSX(ジェフ・シーガル/オッズ・ネグリJr.)は2番手走行中にアクシデントに見舞われレースを終えた。

【画像】0.5秒差でフェラーリ488を振り切り、2連勝を達成したアキュラNSX GT3

 6月4日に開催された第5戦デトロイトにおいて、アキュラNSX GT3に初めての優勝をもたらしたMSR。チームは7月4日のアメリカ独立記念日にあわせ、マシンのカラーリングを大幅に変更して第6戦に臨んだ。

 約1カ月の間隔を置いて行われた第6戦の舞台であるグレンは、シリーズ中もっともスピードレンジが高いサーキットのひとつであり、市街地サーキットのデトロイトとはコースのキャラクターが大きく異なっている。

 そんななか、93号車NSXと86号車NSXの2台は予選から速さをみせ、ラリーの駆る93号車NSXがGTDクラスポールポジションを獲得。シーガルの86号車NSXもクラス4番手につけた。

 迎えた決勝、ポールポジションからスタートした93号車NSXのラリーは、1スティント目終了までに後続に対して約4秒のギャップを作りレースを有利に進めていく。レース中盤にフルコース・イエロー(FCY)が相次ぐなかでも、チームが最適なストラテジーを採ったこと、レッグの3スティント連続走行などが功を奏し、93号車NSXはクラス首位をキープ。

 また、4番手からスタートした86号車NSXも難しいレース展開のなかクラス上位を走行し、レース折り返しとなる3時間経過後には93号車NSXに次ぐ2番手に浮上した。

 レース後半、93号車NSXを駆るレッグと86号車NSXのネグリJr.は約2時間にわたってワン・ツーを形成。その後、それぞれのチームメイトにマシンを託していく。

 ワン・ツー体制のままレース終盤を迎えたMSRだったが、チェッカーまで1時間を切った直後にアクシデントが発生。2番手を走る86号車NSXのシーガルが、コーナーのアウト側からオーバーテイクを図ったPクラスの52号車オレカ07・ギブソンと接触。52号車オレカはコース外に弾かれスピンしてしまう。

 86号車NSXはコースに留まったものの、その後シーガルが左フロントサスペンションに異変を感じ、チェッカーまで残り35分というタイミングでマシンをコース脇に停めてしまった。

 86号車NSXのストップによってこのレース5回目のFCYが出されると、クラス首位を走る93号車NSXが築いたギャップは消滅。リスタート後は2番手につけるスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3の猛追を受けることとなったが、ラリーは0.592秒差でこれを振り切りトップチェッカーを受け、GTDクラス2連勝を達成した。

 週末とおして速さをみせたラリーは「ホームトラックのワトキンス・グレンで行われるレースは、僕にとってとても重要な一戦なんだ。キャサリン(・レッグ)のトリプルスティントが本当にうまくいったよ」とレースを振り返った。

 また、チームメイトのレッグは「私のスティントはとてもうまく始まりました」とコメント。

「Pクラスを抜かせるためにラインを外すと、すぐにピックアップがひどくなり、タイヤをきれいにするまでは信じられないほどの振動が続きました。しかし、良い形でアンディ(・ラリー)につなぐことができ、素晴らしい1日になりました」

 ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)のスティーブ・エリクセンCOOは「GTDクラスで初めてNSX GT3がポールポジションを獲得し、レースでは93号車が勝利を収めた」と語った。

「今回の勝利でNSX GT3があらゆるタイプのサーキットで競争力のあるプラットフォームであることを証明されたと思う。アキュラにとって素晴らしい週末になったよ」

 WSCCの次戦は7月7~9日、第7戦モスポートがカナダのボーマンビルで行われる。








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