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漁業者怒り、不安 大和堆で県内14隻操業

7/4(火) 15:43配信

北國新聞社

 北朝鮮がミサイルを発射した4日、イカの好漁場である日本海の大和(やまと)堆(たい)では石川県漁協所属のイカ釣り漁船14隻が操業していた。被害はなかったが、安否確認と情報収集に追われた漁業関係者からは、相次ぐ北朝鮮の暴挙に怒りと不安の声が上がった。

 県漁協小木支所には午前9時52分、北朝鮮のミサイル発射の一報が入った。直ちに無線で全14隻の安否確認を行い、午前10時ごろ、全乗組員約120人の無事を確認した。

 同支所の神谷洋志郎総務部長は「乗組員が大変不安を感じている。(ミサイル発射は)絶対にあってはならない行為で、国に強く対応を求めていく」と怒りをあらわにした。

 大和堆では現在、小木支所の12隻、輪島支所の1隻、能都支所の1隻がイカ漁を行っている。金沢、金沢港両支所の甘エビの底引き網漁船は、台風3号の接近による天候不良で出漁していなかった。

 金沢市の県漁協には県からミサイル発射の連絡が入り、担当者が漁船の安否確認を急いだ。田渕一茂専務理事は「漁業関係者の安全を脅かす行為で非常識極まりない。政府には北朝鮮により一層強い抗議をするよう求めたい」と憤った。

 1963(昭和38)年に日本海へ出漁中に行方不明となった寺越昭二さん=志賀町出身、当時(36)=の長男昭男さん(67)=金沢市=は「ミサイルをおもちゃみたいに扱っている気がする。どういう意図なのか、さっぱり分からない」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/4(火) 15:43
北國新聞社

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