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映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」のトークイベントに町山智浩、椎木里佳が登壇

7/5(水) 17:53配信

CDジャーナル

 ハンバーガーショップ「マクドナルド」の創業者レイ・クロックを、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で知られるマイケル・キートンが演じた映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」が7月29日(土)より東京・角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷シネパレスほか全国でロードショー。本作のトークイベントが7月3日に都内で開催され、映画評論家の町山智浩と、現役女子大生にして株式会社AMF代表取締役社長の椎木里佳が登壇しました。

 本作はキートン演じるクロックが、ディック&マック・マクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップ「マクドナルド」の革新的なシステムにビジネスチャンスを見出し、野心と情熱で資本主義社会を勝ち抜き世界有数の巨大企業を築き上げていく姿を描いています。

 イベントで町山はレイについて「ポジティブシンキングを最初に提唱したノーマン・ヴィンセント・ピール牧師の自己啓発本(『積極的考え方の力』)のレコードを持ち歩き聴いている。あんな気合の入れ方すごいですよね(笑)」と語ると「日本でも未だに売れていてベストセラーになっていますが、あの本のいちばんの問題はドナルド・トランプが唯一師匠としてあおいでいるのがピール牧師ということ」と説明し「だから、レイとトランプは兄弟みたいなものなんですよね(笑)」とコメント。一方椎木は、利益を追求するために非情なビジネスを展開するレイについて「人を踏みつけてまで登りつめたい、というその欲求はすごい。私自身は彼のようなビジネスには憧れませんが……ビジネマンとしてはすごいと思いました」と語りました。

 また町山は「『マクドナルド』が出現したことによって、アメリカという国は均一化されていったんです」とし「マクドナルド兄弟の作った“スピードサービスシステム”でアメリカ中のどこの店に行っても同じ味が食べられるようになった」と「マクドナルド」がアメリカに及ぼした影響を説明。

 さらに本作とマクドナルド本社との関係について質問された町山は「この作品はオーソライズ(公認)がされていないからマクドナルドのマークも勝手に使っているんです」と明かし観客を驚かせると「この映画と似ている所もある、Facebookの創始者を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』も非公認でしたが、芸術を作るのに許可なんかいらない、これが出来ないと面白くならないんです!」と力説。最後に、本作の見どころについて、椎木は「ビジネスパーソンとしては(レイは)確実にすごい人。特に若い人はこういう成功の仕方もあるのかと、知ることができる作品なので観てもらいたい」とコメント。町山は「まさにアメリカンドリームの話。元は移民であった男の良い面、悪い面両側面を描いた、“これぞアメリカ”という映画になっていると思う」と締めくくりイベントは終了しました。

最終更新:7/5(水) 17:53
CDジャーナル