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「まえがき」読み返したら涙が… 理科本の言葉、人生にも当てはまる 著者の元教諭「自分を肯定していい」

7/6(木) 6:50配信

withnews

 今から20年近く前に発売された本の「まえがき」がネット上で話題になっています。「予想どおりにならなかったのは、失敗ではなく成功です」。中学生の理科の研究レポートをまとめた本ですが、今を生きる大人たちが自分の仕事や人生に重ね合わせて共感しているのです。筆者である元理科教諭に話を聞きました。

【画像】話題の「まえがき」はこちら。「仕事」や「生き方」に置き換えて読んで共感する大人が相次いでいる

ツイッターで話題に

 先月下旬、「久々に読み返したら前書きに号泣。こんな先生に出会いたかったです」という文言とともに、ツイッター投稿された画像。そこに写っているのは、新潮文庫の「女子中学生の小さな大発見」のまえがきの一部です。

 ◇ ◇ ◇

 予想どおりにならなかったのは、失敗ではなく成功です。

 何も変わらなかったのは、「変わらない」ことを発見したのです。

 本と同じ結果にならなくても、それは気づかないところで条件が違っていたからであって、自分のやったことも正しい結果です。たまに本が間違っていることだってあります。

 考え方がおかしいと言われても、「自分はそう考えた」というのは正しい事実です。

 ◇ ◇ ◇

 この投稿に対して「とても心に沁みました」「この前書き読んでるだけで涙出てきました」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万5千、いいねは2万6千を超えています。

著者は理科の先生です

 この本の著者は、静岡雙葉高等学校・中学校で45年にわたって中学生に理科を教え続け、今年3月に退職した清邦彦さん(70)です。

 きっかけは20数年前、理科に興味を持ってもらおうと始めた宿題の「プチ自由研究」でした。

 それを要約して、生徒向けに発行していた「理科だより」(通称・リカちゃん新聞)に載せたところ、「そんな研究なら私にもできそう」と次々と面白いレポートが集まったそうです。

 「Kさんは家族が昼寝している時『寝ている人の足の裏をくすぐると親指が反る』は本当か実験してみましたが、足を引っ込めたり、けってきたりしただけでした」

 「Nさんは、まばたきの回数は人によって、体の調子によって違うことを発見しました。笑っているときは少なく、眠いときは多くなるのだそうです」

 「Hさんは、あくびは人にうつるというので、電車の中でためしてみたらどんどんうつっていきました」

 清さんは「大人が気がつかないような着眼、発想、推論もあって感心し、純粋な気持ちがうれしいものあり、科学の原点を見たような気がしました」と振り返ります。

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最終更新:7/6(木) 6:50
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