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利根川洪水浸水想定 古河で最深12.8メートル

7/5(水) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

国土交通省は4日、利根川や江戸川などの新たな洪水浸水想定区域を公表した。「千年に一度」の最大クラスの降雨で利根川が氾濫した場合、県内の浸水域は古河市から神栖市までの流域13市町約400平方キロに及ぶ。利根川の浸水で最も深いとされる地点は古河市前林付近で12.8メートル。五霞町では50センチ以上の浸水が最大4週間続くとした。


浸水想定の見直しは2015年の水防法改正に基づき、「千年に一度」の確率で降る最大規模の豪雨で洪水が発生した場合を想定。今回で、県内の国管理河川の新たな浸水想定区域は全て出そろった。

利根川で最大クラスと想定する降雨は、利根川流域などの72時間雨量が491ミリとし、全体の浸水域は6都県74市区町の約1800平方キロメートルに広がる。浸水の深さは古河市前林付近の18.2メートルが最大で、県内ではほかに五霞町役場周辺が3.8メートル、取手市が10.3メートル(右岸)となった。

50センチの深さまで水が引くのにかかる時間は、五霞町で4週間、守谷市で3週間、龍ケ崎市と稲敷市で2~3週間となった。県内で家屋倒壊が想定されるのは龍ケ崎市と潮来市を除く流域の11市町。

江戸川については、利根川との分岐点に位置する五霞町が県内では唯一浸水エリアに入り、道の駅ごか周辺の浸水の深さは3.1メートルと予測した。

また、渡良瀬川の浸水想定区域では、県内は古河市と坂東市、境町の3市町が浸水域に入った。浸水で最も深い地点は坂東市長須付近の12.3メートルと予測。古河市役所古河庁舎周辺は5.7メートルとなった。

浸水想定区域の見直しを巡っては、県も県管理河川の新たな浸水想定区域を今夏までに全て公表する方針。流域市町村は、新たな浸水想定区域を基にハザードマップの改定などを本格化させる。


(戸島大樹)

茨城新聞社