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NHK大河「直虎」 後半戦のキーパーソンは“赤鬼”菅田将暉

7/5(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「実物を見たのは初めて。ああ、本当に直虎は、実在していたんだなと身近に感じました」

 NHK大河「おんな城主 直虎」で主演する女優・柴咲コウ(35)が3日、特別展「戦国!井伊直虎から直政へ」(8月6日まで、東京都江戸東京博物館)の内覧会に出席。直虎の花押(サイン)が入った唯一の書状「井伊直虎・関口氏経連署状」を目の前に感慨深げに語ったのだった。

 戦国時代に井伊谷という弱小の領主だった井伊家の家督を継いだ女城主を主人公とした同大河。史実も史料も少なければ、ま~だまだ検証の余地もある人物で、放送直前には実は女ではなく、男だったのではないかとドラマの大前提をひっくり返す新説が飛び出したのは記憶に新しい。ゆかりの品々を集めた今回の展示会には真相に迫るヒントが隠されているのか気になるところだが、「あえて性別は言及せずに、直虎という人物に焦点を当てた内容」(担当の学芸員)だという。実際、男か女か特定できる決め手はないようで、花押で性別を判断することは難しいという。

 クランクインから10カ月。この日の柴咲は、「先に撮影を終えられていく役者さんと会えなくなるのが寂しくて仕方がない」と苦笑いする一方で、「30話以降は怒涛の展開になる。物語も急速に進んでいく」と後半戦に向け、気合十分だった。今週から撮影がスタートする井伊直政演じる菅田将暉(24)との絡みについても意気込んでいたが、それもそのはず。直政はヤングな家康を支えた徳川四天王であり、のちに徳川軍団トップ、筆頭家老にまで上り詰めた正真正銘の歴史的有名人だ。そんな井伊家の再興を担ったキーパーソンに「海賊あたりが似合いそうな菅田を配役したとなれば、それを存分に生かした展開や演出を期待したい」とは、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野氏だ。こう続ける。

「農民出の秀吉が天下人になるぐらい誰がどこまで偉くなるのか読めなかった時代であり、南蛮文化が入ってきて、カステラの包み紙に印字されているようなハイカラな人種も町を歩いていた時代です。徳川軍では精強な赤備えを率いる大将として赤鬼の異名を持ち、アバンギャルドな甲冑を着ていた直政だけにパンキッシュな着物を羽織らせるのもいいでしょう。勢いのある俳優らしく、思う存分ハッチャけて、直虎はじめ作品全体をもり立てて欲しいですね」

 三浦春馬、高橋一生、柳楽優弥に続くヒロイン・直虎を助ける4人目のキーパーソン。お楽しみはこれからだ。