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住宅向けネット販売拡充 理研軽金属、対消費者事業を強化

7/5(水) 8:12配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 アルミ総合メーカーの理研軽金属工業(静岡市駿河区)は、BtoC(対消費者ビジネス)事業を強化する。新たな顧客開拓策として始めているインターネット販売で一般住宅向け仕様建材の取り扱いを拡充する。DIY(日曜大工)需要の高まりも追い風に、中高層ビルや駅舎、商業施設などに採用実績がある高強度で耐候性に優れた同社商材を住宅向けにも売り込む。

 同社は2年前から、既存販路以外の顧客獲得や商材のテスト販売を狙いに、集客性が高いネットモール「楽天市場」に出店。一般消費者や工務店などからの受注が増えていた。

 本年度投入したのは、住宅の風呂場や洗面所などの窓を覆う目隠し用の「ルーバー」。ビル建築向けに約30年前から販売している商材で、学校や空港、風圧が強い8~10階建て建物の屋上などで使用されている。大型施設用は6~8メートルの長尺だが、住宅向けに長さ2メートル以内の短尺の規定サイズをそろえ、木造用のネジ採用や部材点数を少なくすることで簡単に取り付けられる仕様にした。購入者の4分の1は女性とみられるという。

 ネット市場の取り扱いは、このほか天井に付ける点検口や住宅制震装置、内外壁の仕上げ材、ひさしの計5種類。年内に新たに2種類を投入し、今後も年3~4種類をめどに増やす方針。

 入山豊社長は「商品力を背景に得てきたこれまでの実績と信頼を生かし、BtoC分野も新ビジネスとして育てていく」と話す。5月に創業80周年を迎えた同社の2017年3月期売上高は81億円。企業、一般向け双方の販売強化で、20年3月期には100億円に引き上げる考え。

静岡新聞社