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大商大で「振れ!振れ!サイコロ展」 サイコロの幅広さ・奥深さ感じて /大阪

7/5(水) 18:15配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 大阪商業大学(東大阪市御厨栄町4)アミューズメント産業研究所(TEL 06-6618-4068)で7月1日、第16回特別展示「振れ!振れ!サイコロ展」が始まった。(東大阪経済新聞)

平城京跡から出土したサイコロ

 「サイコロと言えば立方体のものしか思い浮かばない人も多い。ゲームの駒を進める付属品やギャンブルの悪いイメージがあるサイコロに光を当て、世界で最も古く長い歴史を持つゲーム用具であり、数多くの種類があることやサイコロを用いるゲームの面白さを伝えたい」と企画した同展。「劣勢に立たされ、かわいそうなサイコロにエールを送ろう」と、名称を「振れ!振れ!サイコロ展」とした。

 会場は6つのテーマで構成し、第1展示では欧米のサイコロとサイコロゲームを特集。古代ローマ時代には「テッセラエ」と呼ばれる立方体のサイコロが存在したことや、動物のくるぶしの骨で作られた4面のサイコロ、アルフォンソ10世が作らせたチェスやサイコロのルールを記した本を紹介。盤やシートを使うサイコロゲームや、こま型のサイコロ、木の実や豆を使ったサイコロも遊び方とともに紹介する。ギャンブルで勝とうと確率論を論じた、数学者で賭博師のジェロラモ・カルダーノにも触れる。

 「アジアのサイコロとサイコロゲーム」と題したコーナーでは、エジプトの遺跡から出土したボードゲーム「セネト」や、東南アジア各国で遊ばれている魚やカニ、トラなどの絵が描かれたシートと同じ絵を描いたサイコロ、朝鮮半島で遊ばれている「ユンノリ」などを紹介。

 日本のサイコロに関する資料を集めたコーナーでは、平城京跡から発掘された立方体や六角柱のサイコロ、万葉集や平安時代に作られた辞書「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」などの書物からサイコロに関する記述のあるページを抜粋し並べる。

 近年のサイコロゲームや1面~120面のサイコロ、サイコロが登場する文学作品や美術作品など、サイコロに関するさまざまな分野の資料を集めた。同じ年齢を意味する「ため」や「美人局」など、サイコロに由来する言葉やサイコロの名言などの言葉も解説とともに掲示する。

 研究員の高橋浩徳さんは「ただ転がすだけではない、サイコロの歴史の長さや幅の広さを知ってほしい。サイコロといえば賭博という悪いイメージを払拭できれば」と話す。

 7月15日、22日、29日、8月5日にはサイコロゲームの体験や講座も開く。参加には事前申し込みが必要。

 開館時間は10時~16時30分。入場無料。9月3日まで。

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