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手作り人形で街角に癒し 等身大9体、住民ら和ます

7/5(水) 8:30配信

岐阜新聞Web

 岐阜県下呂市森の衣料品販売業、森本岩子さん(65)は、布団の綿やさらしで作った等身大の人形9体を、自宅前の本町通りの脇に飾っている。ほのぼのした人形の姿が通行人らを和ませている。
 寄り添う老夫婦や、子どもを膝に抱いてくつろぐ若夫婦、キックスケーターに乗る子どもの人形が、店舗の軒先などに並ぶ。人形は大きいもので全長約1・40メートル。
 趣味でひな人形やつるしびなどを作る手先が器用な森本さん。不要になった布団を処分しようと、中から取り出したごみ袋2個分のナイロン綿を見て、人形を作ろうと思いついた。
 布団生地で頭、さらしで胴体部分を形作り、中にナイロン綿を詰めた。顔のほか、手の爪までも刺しゅうで描く細かさ。知人から譲り受けた古着をそれぞれの人形に着せ、6月の1カ月間で9体を仕上げた。
 森本さんは「本町通りは人通りが減り、かつてのにぎわいはなくなった。人形を飾ることで、少しでもこの地域が話題になれば」と話す。
 かわいらしい人形は近隣の住民や通行人から「癒やされる」と評判で、その姿をカメラに収めている。「8月の下呂温泉まつりの頃には、人形に浴衣と甚平を着せてあげたい」と、さらに話題づくりを考えている。

岐阜新聞社