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初夏に見頃、サクラ遅咲き成功 岩見沢農高 「雪室」で成長調整

7/5(水) 7:01配信

北海道新聞

苦節5年の努力、花開く

  【岩見沢】岩見沢農業高の生徒が低温の「雪室(ゆきむろ)」でサクラを育て、季節外れの7月に花の見頃を迎えさせることに初めて成功した。同校で研究する、雪冷熱を利用した植物の成長調整を応用し、2012年から毎年、学校祭でのお披露目を目標に挑戦し続けてきた。

カマイルカ躍動 室蘭沖 <ドローン撮影>

 同校農業土木工学科の岩農自然エネルギー研究班の2年生10人が取り組んだ。今年3月、鉄製の冷蔵コンテナに開花前のソメイヨシノとエゾヤマザクラの苗計20本を入れ、校内の除雪で出た雪で埋めた。

 その後、週1回、苗の成長具合を確認しながら、雪が溶けると足すなどして低温に保ち開花時期を調整。苗のうちソメイヨシノが6月30日に開花し、現在6本に薄いピンクの花がついている。

 同校は00年から、高校では珍しい雪冷熱の活用を研究。サクラのほか、アスパラ畑を雪で覆って成長を遅らせる実験にも取り組む。サクラは7、8日の同校の学校祭で公開する。

北海道新聞

最終更新:7/5(水) 7:01
北海道新聞