ここから本文です

東出昌大「奇跡のような映画を作れれば」初のひとり二役に挑戦! 『寝ても覚めても』クランクイン

7/5(水) 5:00配信

ぴあ映画生活

芥川賞作家・柴崎友香が2010年に発表した恋愛小説『寝ても覚めても』。第32回野間文芸新人賞を受賞するなど、多くの共感を集めた名作が、主演に東出昌大、ヒロインに唐田えりかを迎えて実写映画化される。クランクインを受けて、キャストのふたり、監督、原作者のコメントが届いた。

『寝ても覚めても』その他画像

大阪に住んでいる21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちた。だが、ある日、麦は忽然と姿を消してしまう。それから2年、東京に引っ越した朝子の前に、麦にそっくりな男・亮平が現れる。麦のことが忘れられずにいた朝子。好意を寄せてくれる亮平に戸惑いながらも、徐々に惹かれていくのだった。麦と亮平、過去の恋と現在の愛、同じ顔の男に心揺れる朝子は……。

本作では、東出が初めてのひとり二役に挑戦する。つかみどころのない自由人と、実直でやさしい会社員。タイプの異なるふたりの男をどのように演じるのかが、大きな見どころだ。東出自身も「このお話を伺ったのは2年前でした。それから、ずっとずっと首を長くして、今夏ようやっとクランクインを迎えられます。今はうれしくてたまりません。不安と好奇の入り混じった複雑な想いで、台本と睨めっこしている日々を過ごしておりますが、奇跡のような映画を作れればと思っております。頑張りますので、楽しみに待っていてください。宜しくお願いします」と、気合のコメントを寄せており、本作にかける意気込みは十分だ。

ヒロインの朝子役には、2015年よりソニー損保のCMに出演し、注目を集めた唐田えりか。ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)で女優デビューし、2016年タレントパワーランキングで“清潔感がある10代から20代の女優”部門で1位に選ばれるなど、今後が楽しみな19歳だ。本作では9年という長い月日をかけて、ふたりの男性の間で揺れ動く女心を体当たりで演じる。台本を読んだ段階で、すでに感情移入をして涙を流したという唐田。「こんな大役をやらせていただくのは初めてなので、不安や恐怖もあり、プレッシャーを感じていたのですが、東出さんに、“朝子があなたで本当によかった”と言っていただけた瞬間に、思わずうれし泣きしてしまいました。素敵な方々とご一緒できるのが、すでに楽しみで幸せで仕方がないです。この作品に私の全てを、それ以上をかけます。10代最後の夏、大恋愛します!」と、本作に携わる喜びを語った。

メガホンを執るのは、本作で商業映画デビューを果たす濱口竜介監督。『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールなど数々の映画祭で各賞を受賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞にも輝くなど、今もっとも新作が渇望されているひとり。自ら映像化を熱望したという濱口監督は「主人公の“麦”/亮平”として東出昌大さん、“朝子”として唐田えりかさんを迎えられたことで、この小説はむしろ映像化されることをずっと待っていたのではないか、そんな心持ちになりました。この小説とキャストの出会いを、この上ない幸運と感じています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。期待してお待ちください」と力強いコメントを寄せた。

そして、原作者である柴崎友香も「誰かに恋をしたとき、なぜどうしてもその人でなければならないのか。誰かを想うとき、最後に残る強い気持ちは何か。それを知りたくて手探りで、この小説を書きました。今回の映画ではどんな風景が見えるのだろう。きっと私自身も驚くようなことが起こる、そんな予感を持って、完成を心待ちにしています」と、本作へ大きな期待を寄せている様子だ。

『寝ても覚めても』
来年公開

最終更新:7/5(水) 5:00
ぴあ映画生活