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“脱ブラック”対決 はなまるうどんvs.日高屋の「小麦粉大戦争」

7/5(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

人手不足、それに伴う長時間労働や体力・心理的な負担を理由に「外食産業」と聞くとブラックなイメージを持つ人は少なくない。こうした外食産業全体のイメージ向上のため、「はなまるうどん」を展開するはなまると、「日高屋」を展開するハイデイ日高はこのほど、2018年卒の学生をメーンターゲットに合同イベント「小麦粉大戦争」を開催。両社の働き方の現状と今後の方針を知ってもらおうと、はなまるの成瀬哲也社長と、ハイデイ日高の高橋均社長がともに登壇し語り合った。

【画像】“脱ブラック”対決 はなまるうどんvs.日高屋の「小麦粉大戦争」

楽天の「みんなの就職活動日記」会員を対象にHR総研(ProFuture株式会社)が調査した2017年卒の大学生・大学院生へのWebアンケートによると、「最も敬遠したい業種」は文系・理系学生ともに「外食」が20%と、2位以下の業種を大きく引き離してトップだった(2016年3月末時点)。この傾向はここ数年続いている。

「小麦粉大戦争」というタイトルは、うどんとラーメン、どちらも小麦が原料であることに由来する。「小麦粉は私たちの原動力。かがやく白さに相応しい会社でありたい」と、2社が「働き方」対決を行い、“ホワイト”をアピールするという設定で付けられた。

【第一戦】女性は働けるのか

社員約450人のうち女性の比率は約25%というはなまる・成瀬氏は次のように語った。

「まだまだ少ないが、和風ファストフードのなかでは他社に比べて営業時間が短い分、比率は高いほうといえる。外食産業は長期休暇や2カ月後の休みを約束できない。これをなんとか変えたいと思い、今年『ライフワークバランス推進部』を新設した。責任者は女性。男性には男性の特性があり、女性には女性の特性がある。両方を生かしていかなければ新しいことには挑戦できない」

はなまるでは10年前から女性活躍推進に取り組んできたが、改めて「ライフワークバランス推進部」を設立したのは、男女に限らず働く人の生活を中心に考え、仕事と両立させなければ、という強い思いがベースにあるという。

一方、女性社員の比率は12.5%だが、フレンド社員(=パート・アルバイト)を含めると56.2%が女性というハイデイ日高・高橋氏は「重い鍋を振らなければならないため、女性には厳しいのではないかという固定観念を持っていたが、5年前から資格制度を取り入れたところ、今は女性のフレンド社員もどんどん鍋を振っている。女性が負担にならない新業態を3つ、4つ考えており、さらに女性の活躍に期待している」と説明する。

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