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ふるさと納税、北海道4年連続1位 高額返礼品より「独自色」

7/5(水) 11:04配信

北海道新聞

寄付の使い道をアピール

 「ふるさと納税」の2016年度の寄付総額は都道府県別集計で北海道が4年連続1位になった。ただ、返礼品の価格を寄付額の3割以下に抑えるよう総務省から要請を受けたことで、道内自治体は高額返礼品競争と一線を画し、返礼品そのものよりも寄付の使い道をアピールしたり、地元食材を使ったフランス料理の食事券を提供したりと、独自色を打ち出して寄付獲得に結びつける動きが目立つ。

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若者らの「みらい会議」を設置

 前年度比2・6倍の寄付額を集めて全道一となった根室市は6月、ふるさと納税の活用策を若者に考えてもらう「ふるさと応援みらい会議」を設置し、年内に提言を受ける。今月24日には寄付金の有効な使い方を考える「ふるさと納税サミット」を開くなど使い方に焦点を当てる。市の担当者は「返礼品目当てではなく、寄付のリピーターを増やしたい」と力を込める。

 十勝管内上士幌町は街の政策力をアピールする。ふるさと納税の一部を積み立て、医療や介護、生涯学習の環境充実に活用する新たな基金を本年度新設する方針。ふるさと納税を活用して認定こども園の無償化などを打ち出し、16年には13年ぶりの人口増加に貢献しただけに、町は「政策に共感した方々からの寄付を今後も集めたい」と話す。

地元食材を使ったフランス料理を東京で提供

 返礼品の独自色を強める自治体も。
 釧路管内白糠町は8、9月に、レストラン経営のひらまつ(東京)などと、地元食材を9割使ったフランス料理を東京で提供する。5万円の寄付でディナー、2万5千円ならランチのペア食事券を贈る。「3割」を上回らないようにし、地元食材のPRも兼ねた。町は「高級店で食材が使われると生産者の励みになる」と“一石二鳥”を強調。「地元に根付いた画家の油彩画」(十勝管内芽室町)などひと味変わった返礼品もあり、寄付増とマチおこしを結びつける動きは今後も広がりを見せそうだ。

北海道新聞

最終更新:7/5(水) 11:04
北海道新聞