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マラウイで卓球指導 筑波大生の群馬出身・大林さん現地入り 教室開設目指し奮闘

7/5(水) 6:02配信

上毛新聞

 スポーツを楽しむ機会が少ないアフリカの子どもに卓球の楽しさを知ってほしい―。そんな思いを胸に、群馬県榛東村出身の筑波大生、大林格さん(21)が休学して4月からアフリカ南東部の国、マラウイに渡った。現地で卓球と日本語の教室を開設する夢に突き進んでいる。徒手空拳の挑戦だが、「厳しい環境で暮らす子どもたちの健康づくりと学びの場にしたい」と意気込んでいる。

◎きさくな人柄ひかれる 食糧事情の改善にも意欲

 国際協力について学ぼうと、大林さんは2015年の入学直後から多くの国の大使館を訪れた。マラウイの館員の気さくさにひかれ1年の夏休みに約1カ月間、初めて滞在した。「現地の人々の笑顔と優しさに触れ、ただただマラウイのことが好きになった」

 2年の夏にも渡航し、現地のためにできることを考えた結果、小中高校と熱中した卓球を指導する教室をつくることにした。現地の人の日本への関心が高いことから日本語も教える。

 予定地は、北部農村地帯のカメーニャ地域にあるカピリムニャンガ小学校の敷地。同小のハンフリー・マンダ校長は「マラウイで学んだり、プレーできるスポーツは限られている。村人や教師も児童と一緒に楽しみたい」と期待しているという。

 費用はアルバイトなどでためた自己資金のみ。ボールやラケットなどの道具は日本から持参し、卓球台は地元の人と材料を探し回って手作りした。簡易な建物を建てる予定だ。悩みは資金難と、教員のストライキで休校が続き子どもたちが集まりづらくなっていることだという。

 卓球台を屋外に置いて、手始めに近所の子どもとプレーを楽しみだした。子どもたちは「楽しい。練習して強くなりたい」「難しいので、サッカーのほうがいい」などと話しているという。

 大林さんは「教室づくりを通じて現地の人と交流する中で、養鶏などの技術を伝え、食料事情の改善に役立ちたいと考え始めた」と夢を膨らませている。

最終更新:7/5(水) 6:02
上毛新聞