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西武・野上「特別な1勝」森コーチ告別式で誓った力投「慎二さんのためにも優勝しよう、という全員の思い」

7/5(水) 6:01配信

西日本スポーツ

 ◆日本ハム1-4西武(4日・東京ドーム)

 天国に届け、との思いだった。今季5勝目を手にした試合後。野上はベンチに飾られていた森コーチのユニホームを左翼席に向かって掲げた。「慎二さんに『精いっぱい投げます』と伝えた。特別な1勝です」。試合前に参列した告別式で誓った通りの力投だった。

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 6回1失点。球団には3日の通夜に参列するよう勧められたが、告別式で最後の別れを終えてマウンドに上がった。4回に重盗で1点を失い、なお2死二塁のピンチを迎えたが、大谷を直球で追い込み、スライダーで空振り三振に封じた。

 「慎二さんには『体をしっかり使って、真っすぐを一本背負いみたいに投げてみろ』とアドバイスされた」。この言葉を胸に力のある直球を中心に押した。野上が89球で先発の役目を果たすと、7回以降は「勝利の方程式」が躍動した。

 7回は牧田、8回はシュリッター、そして9回は増田が無失点に抑えた。全員が自分の仕事をこなし、ブルペン担当だった森コーチに白星を贈った。牧田は「慎二さんには『ありがとうございます』と伝えた」と感謝の気持ちを示した。

 試合前には、主将の浅村を中心に選手だけでミーティングを開いた。野上は「慎二さんのためにも優勝しよう、という全員の思いがある」と力を込めた。5連敗と苦しんだ後の2連勝。辻監督は「タイミングとして勝ててよかった。みんなの勝ちたい気持ちが出ていた」とうなずいた。

西日本スポーツ

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