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新規就農、堆肥を無償提供 沖永良部農業開発組合

7/5(水) 12:05配信

南海日日新聞

 鹿児島県沖永良部島の沖永良部農業開発組合は2017年度、新規就農者を対象に堆肥の一部無償提供を行う。経費の負担などから土づくりに消極的な農家も少なくない中、将来を担う青年農業者らにその重要性を知ってもらい、作物生産に必要な取り組みの機運醸成を図る狙い。
 16年度以降、沖永良部島内で新規就農した人が対象。ほ場10アール分に当たる牛ふん堆肥3トン(通常1万7280円)を無償提供する。堆肥散布車でほ場への散布作業も行う。
 島内で作られている全作物が対象で、散布時期は今月上旬から11月末まで。畑の広さで散布量が増えた分は個人負担となる。堆肥散布を受けた新規就農者は所定の管理作業日誌に記帳し、同開発組合へ提出が必要。
 県沖永良部事務所農業普及課によると、奄美群島のほ場は堆肥などの有機物投入が少なく、作物の生理障害や生育不良も見られるが、土づくりに対する農家の意識は高くないのが現状。同課担当者は「土づくりで、すぐに収量に跳ね返るというわけではないが、将来的にやせにくい畑をつくるための重要な取り組み」と話した。
 開発組合の前田睦也事務局長は「その年の収穫で畑から取った分の有機物は、また畑に返すというのが地力を保つために必要と考えている。堆肥の一部無償提供は初めてで試験的な取り組みだが、若手の新規就農者に土づくりにも励んでもらい、その効果を検証・実感してもらえたら」と語った。
 堆肥散布を希望する島内の新規就農者は電話0997(92)1588沖永良部農業開発組合。

南海日日新聞

最終更新:7/5(水) 12:05
南海日日新聞