ここから本文です

【箱根への道】元世界陸上代表が29歳で東京国際大に入学 30代で挑む箱根路

7/5(水) 15:00配信

スポーツ報知

 日本代表として2011年の韓国・大邱世界陸上に出場経験を持つ渡辺和也が今春、29歳にして東京国際大に入学した。いずれも6年前に記録した1500、5000、1万メートルの自己ベストはすべて現役学生NO1。4年時で迎える20年東京五輪出場に意欲を燃やし、翌21年の箱根駅伝に出場すれば大会史上最高齢選手になる。超大物オールドルーキーが初めて心境をメディアに明かした。

【写真】固い握手を交わす渡辺(左)と大志田監督

多くの選手が引退する30歳を前に一念発起

 渡辺は7日に30歳の誕生日を迎える。多くの長距離ランナーが現役引退、あるいは引き際を考え始める年齢で東京国際大に入学した。

 「多くの人がこの年齢になって…と思うかもしれませんが、将来、指導者になるために大学でもう一度、勉強したかった。30歳くらいで引退する選手もいますが、僕よりも年上でガンガン走っている選手もいる。僕もまだまだやれる、と思っています。年齢への引け目はない」

11歳年下の女の子にタメ口使われるも…

 06年に兵庫・報徳学園高を卒業後、山陽特殊製鋼に入社。以来11年間、実業団ランナーとして活躍した。四国電力に所属当時は高級車を所有しており、13年から昨年までは高給で知られる日清食品グループに所属。社会人として独り立ちしていたが、学生として新たな道を走り始めた。

 「生活は慣れました。みんなに気を使われている感じはしますが、僕も寮の掃除などチームの仕事を一生懸命にやっています。授業も面白い。駅伝部以外の一般学生の友達もできた。11歳年下の女の子にタメ口を使われますけど、それも楽しいし新鮮です」

 実績は突出している。11年の日本選手権5000メートルを制し、大邱世界陸上の日本代表に選出された。当時、立て続けに記録した1500メートル(3分38秒11)、5000メートル(13分23秒15)、1万メートル(27分47秒79)の自己ベストは外国人留学生も抑え現役学生トップ。ただ、現実は冷静に捉えている。

 「ランクトップの意識は全くない。今はそのタイムでは走れないから。絶好調だったあの時を100%とすれば、今はまだ30%。これから挑戦者として上を目指していきます」

1/3ページ

最終更新:7/5(水) 20:43
スポーツ報知