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頻繁に起きる子どもの腹痛やめまい 原因は「ストレス」の可能性も

7/5(水) 17:04配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもが頻繁に腹痛やめまいを訴える「腹部片頭痛」「小児良性発作性めまい」が、「自家中毒(周期性嘔吐<おうと>症)」の一種として、近年注目されるようになっている。そこで、ひきた小児科クリニック副院長の疋田敏之氏に、病気の対応法と予防法について教えていただいた。

子どもが強い腹痛やめまいを訴えたら、まずは暗くて静かな所で安静にさせてください。腹部片頭痛と小児良性発作性めまいは、場合によっては吐き気や嘔吐を伴うことがありますので、食事については、食べたい時に食べたいものを口にさせればよいと思います。
症状が軽い場合は、休息だけで大丈夫です。でもひどい場合は、片頭痛治療薬を与えることで効果が表れます。特に小児良性発作性めまいは、長く続くようなら、点滴や鎮静剤を使うことで効果を得られます。
子どもが同じ症状を繰り返す場合は、ほかの病気が隠れていないか一度は病院で検査をして、正しい対応・治療を行ってください。

この病気の予防法としては、まずはストレスなど原因と思われるものを取り除くことです。発作の原因を見つけるためには、日頃から、いつ、どんな症状が、どんなタイミングで起きたのかなど、気が付いたことを記録しておくことをおすすめします。また、早寝早起きや運動など、基本的な体調管理も重要です。ほかにも、予防薬を使用することで、発作を減らしたり、なくしたりすることができます。

予防や治療には、保護者が早く病気に気付いてあげることも大切です。たとえば、腹痛の場合なら、おなかのどの部分がどんな風に痛いのかを尋ね、腹部片頭痛の特徴にあてはまらないか確認してください。めまいの場合は、子どもが言葉で表すことは難しいと思います。「目の前がぐるぐるする?」「目を開けると気持ち悪い?」などの表現で聞き出すとよいでしょう。特に小さな子どもは、自分がめまいを起こしているという状況をうまく理解できず、突然泣き出したり怖がって保護者にしがみついてきたりすることもあります。そのようなことが続く場合は、子どもが「歩行中フラフラする」「クラクラして立てない」などの症状を表していないか注意してみてください。また、発作時には眼球がピクピク横に動く(眼振)症状が出たりするので、その確認もしてみてください。

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