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人間サイズの特大昆虫写真集合 セミやチョウ超高解像度で 船橋アンデルセン公園

7/5(水) 10:10配信

千葉日報オンライン

 昆虫の不思議なフォルムや美しい模様、色を特大の写真パネルで紹介する企画展「超高解像度 人間大昆虫写真」が、千葉県船橋市のふなばしアンデルセン公園内の子ども美術館で開かれている。出品したプリミティブ・メディアアーティストの橋本典久さんは「昆虫の形の多様性、美しさを感じてほしい」と話している。

 橋本さんは数年前に「遊びの延長として昆虫を家庭用スキャナーで撮ってみたら、思いのほか奥深いものだった」と気付き、巨大サイズの昆虫写真を模索。

 マクロレンズなどを使った拡大撮影も試みたが、被写界深度(ピントが合う範囲)が浅く、部分的な描写になってしまい、スキャナー使用に落ち着いたという。

 「標本はミイラのようなもの。かさかさで拡大すると見るに堪えない」。スキャンする際には生きた状態を保つが、高解像度の画像を得るためは1枚5~10分の時間がかかるため、「冷蔵庫で冷やし、動きが鈍っている間に撮影する」など、自然が生んだ鮮やかな色彩を再現するため、さまざまな苦労を重ねている。

 展示されているのは人間大(約170センチ)に拡大されたカブトムシ、ニイニイゼミ、キアゲハなどの超高解像度写真24枚。

 ミヤマクワガタの頭部に生えている薄毛やオオスズメバチの単眼、蝶類の鱗粉(りんぷん)の粒など、通常では見えない昆虫の細部までじっくりと確認できる。

 今回の企画展では数百点にのぼる作品のほんの一部しか紹介できないため、会場には橋本さんの作品を端末を通じて閲覧できる「ZooMuSee」(ズームシー)も設置されている。

 会期は23日まで。問い合わせは同館(電話)047(457)6661。